米上院、税制案テキスト公表-共和党は「異例に迅速」な採決を計画
Sahil Kapur-
共和党指導部は10日以内に本会議採決を計画している
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下院では公表してから14日後に可決された


Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
米上院は20日、515ページに及ぶ抜本的な税制改革法案のテキストを初めて公表した。共和党指導部は10日以内に本会議での採決を計画している。
ブルッキングズ研究所のウィリアム・ガルストン上級研究員は法案公表から採決までが短いことについて、上下両院の異例に迅速なプロセスを反映していると指摘した。下院は公表してから14日後に可決した。
ガルストン氏は「『異例に迅速』という言葉は、この法制化プロセスがいかに注目すべきかを表すには物足りない」と指摘。「これらの法案がこれほど迅速に進む一つの理由は、法案の主たる内容が減税であって税制改革は二の次になっていることだ」と説明した。
議会は今週、休会に入る。上院指導部は、今月27日の週に休会が明けた後、本会議採決を計画していると述べている。計画が順調に進めば、早ければ30日に採決が行われる可能性がある。
上院が税制案を可決した場合、両院協議会で両院案の調整が行われる。
原題:Senate Releases Tax Bill Text Ahead of ‘Unusually Fast’ Vote (1)(抜粋)
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