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FOMC議事録:12月の利上げ示唆-インフレではなお意見割れる

更新日時
  • もう一段の引き上げが「近い将来に正当化される可能性が高い」
  • 金融不均衡を巡る懸念についても議事録では指摘
Janet Yellen, chair of the U.S. Federal Reserve.

Janet Yellen, chair of the U.S. Federal Reserve.

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
Janet Yellen, chair of the U.S. Federal Reserve.
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)が22日公表した連邦公開市場委員会(FOMC)会合(10月31-11月1日)の議事録によると、近い将来の利上げは適切だと多くの当局者が判断した。ただインフレ低迷の中で、今後の政策の道筋については意見の相違が根強く見られた。

  議事録では「今後入手する情報で中期的な見通しがおおむね変わらなければ、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標レンジのもう一段の引き上げが近い将来に正当化される可能性が高いと、多くの参加者は判断した」と記された。

  このほか、当局者らは労働市場と潜在成長率を上回るペースでの経済成長に引き続き自信を示した一方、幾人かは価格の上昇ペースが加速する兆候が強まるのを待ちたいとの考えを表明した。また数人は、追加利上げの前にインフレ率が上向きの軌道にあることを目にするのが望ましいとし、FOMC当局者の間で見解の相違が根強く続いていることが浮き彫りとなった。

  年初以降のインフレ率の平均は変動の大きい食品とエネルギーを除いたベースで1.6%と、金融当局の目標を下回る状況が続いている。

  議事録によれば、多くの参加者は低インフレについて「一過性の要因だけでなく、より持続性のある状況の影響を反映している可能性がある」との認識を示した。その一方で、数人は、労働市場の引き締まりが続く中でインフレの「上方向のリスクが高まる」可能性があると指摘した。

  このほか、低金利の長期間継続による資産バブルへの懸念も示された。議事録では、幾人かの参加者は「金融不均衡が強まっている可能性について懸念を表明した」とし、資産価格が急激に反転すれば、経済に悪影響を及ぼし得ると指摘した。

原題:Fed Signals December Hike Even as Debate on Prices Persists (1)(抜粋)

(第3段落以降に議事録の内容を追加し、更新します.)
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