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11月21日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドル反落、米国債イールドカーブのフラット化背景

21日のニューヨーク外国為替市場ではドルが反落。世界的に国債相場が上昇し、米国債のイールドカーブが一段とフラット化する中、ドル指数は日中安値圏にとどまった。

  ドルは主要10通貨の全てに対し下落。ユーロは対ドルで一時0.2%近く下げていたが、ドル安基調を背景に持ち直し、上げに転じた。北米自由貿易協定(NAFTA)交渉が一部のセクターで合意に近づいているとの報道を受け、カナダ・ドルとメキシコ・ペソは上昇した。

  ニューヨーク時間午後4時30分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%低下。ユーロは対ドルで0.1%上げて1ユーロ=1.1742ドル。ドルは対円で0.2%安の1ドル=112円45銭。

  薄商いの中、特異な相場変動の影響が通常の取引以上に誇張される展開となった。リアルマネー勢によるユーロ・円クロス持ち高の巻き戻しを背景に、円はドルに対し上昇。トルコ・リラはドルに対し過去最安値を更新。スウェーデン・クローナは、中央銀行当局者の楽観的な発言を手掛かりに対ドルで急伸した。

  ドルは円に対して112円18銭の日中安値まで下げ、その後下げ幅を縮小したが、米国債利回りの上昇を受けた前日の上昇分の大半を失った。

欧州時間の取引

  感謝祭(米国)の祝日を控えて投資家は新しいポジションの形成に消極的で、主要10通貨は狭い値幅での取引となった。それでも、ドイツ再選挙実施の可能性や、英国が欧州連合(EU)離脱交渉で新たな提案を準備しているとの報道など、不透明性の高い問題の幾つかが投資家に意識された。

  ユーロは対ドルで小幅高。1ユーロ=1.1758ドルの日中高値をつけた後、前日終値を挟んで上下に振れた。リアルマネー勢とマクロ投資家はドイツに関する最新ニュースにあまり大きく反応していないと、トレーダーらは指摘した。
原題:Dollar Falls Amid Curve Flattening; Mexican Peso, Loonie Gain(抜粋)
Euro Overlooks German Developments, Krona Tests Key Chart Level(抜粋)

◎米国株・国債・商品:S&P500種、一時2600超え-原油と金は反発

  21日の米株式相場は上昇。S&P500種株価指数は最高値を更新した。外国為替市場ではカナダ・ドルとメキシコ・ペソが上昇。北米自由貿易協定(NAFTA)の再交渉が進展しているとの報道が好感された。

  • 米国株は上昇-S&P500種が一時2600超え
  • 米国債は上昇-10年債利回り2.35%
  • NY原油は反発、在庫が3週間ぶりに減少するとの観測で
  • NY金は反発、ドル下落で-前日の売りは行き過ぎとの見方も

  今週は感謝祭の祝日があるため市場参加者は一息つくとみられるが、このままいけば株式相場は最高値付近で年末を迎えそうだ。市場では世界経済の成長や企業決算に対する楽観が広がっている。S&P500種株価指数は一時2600を抜け、日中取引ベースの過去最高値を更新した。ゴールドマン・サックス・グループは同指数の2018年の目標を2850とし、従来の2500から引き上げた。企業利益の拡大などを理由に挙げている。

  S&P500種株価指数は前日比0.7%高の2599.03。ダウ工業株30種平均は160.50ドル(0.7%)上昇し23590.83。ニューヨーク時間午後4時半現在、10年債利回りは1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.35%。

  ゴールドマンのグローバル株式チーフストラテジスト、ピーター・オッペンハイマー氏は「現在の景気サイクルの強さと持続力に、投資家は安心しても大丈夫だろう」とリポートで指摘。「既に長期となっている現サイクルは、金融危機の後によくあるケースだが、危機からの持ち直しという面もあり、最近まで力強さという点では平均を下回っていた」と述べた。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が反発。米エネルギー省が今週発表する原油在庫が3週間ぶりに減少するとの見通しを材料に買いが入った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物1月限は前日比41セント(0.7%)高い1バレル=56.83ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は35セント高の62.57ドルで終えた。

  ニューヨーク金先物相場は反発。ドルの下落が手掛かりとなった。市場では、前日の売りはやや行き過ぎだったとの見方もある。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は前日比0.5%高の1オンス=1281.70ドルで終了。過去4営業日で3回目の上昇となった。

  朝方発表された米中古住宅販売件数は4カ月ぶり水準に増加した。ハリケーンの影響が薄れるにつれて需要が戻りつつあることが示された。

  米連邦準備制度理事会(FRB)は22日に、連邦公開市場委員会(FOMC)会合(10月31日-11月1日開催)の議事録を公表する。
原題:S&P 500 Tops 2,600; Nafta Progress Boosts Peso: Markets Wrap(抜粋)
Oil Gains in New York as U.S. Crude Stockpiles Seen Tightening
PRECIOUS: Gold Rebounds on Dollar After Worst Loss in 2 Months
U.S. Sales of Previously Owned Homes Rise as Storm Impact Fades

◎欧州株:続伸、テクノロジー株に買い-建設銘柄は下げる

  21日の欧州株式相場は続伸。建設企業が下げたが、テクノロジー銘柄を中心に買いが入った。

  欧州株の指標であるストックス600指数は前日比0.4%高の388.10で終了。業種別のテクノロジー指数は1.5%上昇し2週間ぶりの高値。一方、建設は0.6%安。

  域内主要株価指数は、ドイツDAXが0.8%高、英FTSE100指数が0.3%高、フランスのCAC40指数は0.5%高。

  個別では、AMSが6.2%高、イージージェットが5.1%高。
原題:European Stocks Rally as Tech Firms Offset ConstructionLosses(抜粋)

◎欧州債:上げ幅縮小、周辺国債の堅調目立つ

  21日の欧州債相場は、薄商いのなか上げ幅を縮小する展開だった。今週は発行が少ないこともあり、中核国債の利回り曲線はブルフラット化した。周辺国債の堅調が目立ち、買い戻し入札が発表されたイタリア短期債は大幅に上昇した。

  イタリア政府は2019年4月、19年10月、21年11月にそれぞれ償還予定の債券を買い戻すと発表。

  イタリア2年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下のマイナス0.37%。

  コメルツ銀行はドイツの政局混迷も周辺国債の追い風になるかもしれないと指摘。

  フィンランドは2027年償還債をクーポン0.5%で9億9500万ユーロ発行。応札倍率は1.43倍で、2016年6月の前回入札時の1.50倍から低下英国債は上昇。22日の秋季財政報告では、2017-18年度の国債発行額削減が盛り込まれているとみられる。
原題:Core EGBs Flatten, Italy 2Y Climbs: End of Day Curves,Spreads(抜粋)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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