コンテンツにスキップする

きょうの国内市況(11月21日):株式、債券、為替市場

国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株反発、米経済先行きとドイツ政情を楽観-輸出など景気敏感高い

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式相場は反発。米国経済の先行きに楽観的な見方が広がり、ドイツの連立政権協議不調の悪影響も限定的だった。自動車や機械など輸出株、非鉄金属や化学など素材株、石油など資源株といった景気敏感セクターが軒並み高い。

  TOPIXの終値は前日比11.48ポイント(0.7%)高の1771.13、日経平均株価は154円72銭(0.7%)高の2万2416円48銭。

  三井住友アセットマネジメントの吉川雅幸チーフマクロストラテジストは、「マーケットはドイツ問題に対し冷静で、リスクオンの状態が維持された上、米国の景気データが良く、安心感が広がった」と指摘。ドイツの政治情勢は「メルケル首相に代わる人材がいない。最終的に再選挙か、大連立を組み直すか分からないが、激変にはならない」とみている。

  東証1部33業種は石油・石炭製品、非鉄金属、鉱業、化学、機械、証券・商品先物取引、金属製品、輸送用機器、鉄鋼など28業種が上昇。下落はパルプ・紙、その他製品、医薬品、保険、サービスの5業種。

  売買代金上位では、JPモルガン証券が目標株価を上げたSUMCOと信越化学工業が上げ、業績計画を上方修正したヤーマンは急騰。野村証券が下期業績に強気の見方を示したJXTGホールディングス、血友病薬の良好な試験結果が好感された中外製薬も高い。半面、ニトリホールディングスや大塚ホールディングスは安い。

  東証1部の売買高は15億2830万株、売買代金は2兆5005億円。値上がり銘柄数は1426、値下がりは526。

●債券は上昇、好需給で流動性供給入札が順調-長期金利0.025%に低下

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は上昇。米欧市場で株価と長期金利が上昇した流れを引き継いで小幅に安く始まった後、需給環境の良好さを背景に先物が上昇に転じた。財務省がこの日に実施した流動性供給入札を順調に終えたことで現物債にも買い安心感が広がり、長期金利は低下に転じた。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比1銭安の150円95銭で取引を開始したが、ほどなく上昇に転換。流動性供給入札の通過後には151円05銭と、日中取引ベースで9月12日以来の水準まで買われ、結局は6銭高の151円02銭で引けた。

  バークレイズ証券の押久保直也債券ストラテジストは、国内外で株高が進むなど「ややリスクオンだったが、流動性供給もしっかり目の結果となって需給環境の良さがあらためて意識され、買いが優勢だった」と述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.035%で寄り付いた。その後は0.025%と9日以来の水準まで低下した。新発2年物の382回債利回りは横ばいのマイナス0.20%で始まり、午後にマイナス0.205%と9日以来の低水準を付けた。新発5年物の133回債利回りは横ばいのマイナス0.13%で取引された。

  超長期ゾーンでは、新発20年物の162回債利回りが0.5bp高い0.57%、新発30年物の56回債利回りは横ばいの0.815%で推移。新発40年物の10回債利回りは0.5bp低い0.975%で開始後、0.98%を付けた。

  財務省が実施した残存期間5年超15.5年以下の流動性供給入札の結果によると、応札倍率は3.33倍と、同年限を対象とした前回10月13日の入札よりやや低下した。一方、最大利回り格差は マイナス0.007%、平均利回り格差はマイナス0.009%だった。

●ドル・円は112円台半ば、株上昇が支えも上値は限定的

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=112円台半ばを中心に推移。前日の欧米株の上昇や日本株の反発が支えとなったものの、ドルを積極的に買う動きは見られず、上値は限定的となった。

  午後4時20分現在のドル・円は前日比0.1%安の112円51銭。午前に112円70銭まで強含んだ後はもみ合いとなり、午後には一時112円43銭までじり安となった。

  CIBC証券金融商品部の春木康部長は、ドル・円が「年末に向けた買い場探しの局面に入っているとの認識は変わらない」とした上で、昨日浮上した下値不安はいったん収束したものの、目先は「ドルを引っ張る要因に乏しい」と指摘。「今週は米感謝祭を控えて流動性が薄い中でボラタイルな値動きが続きそうで、これについて行くと痛い目に合うのが今の相場。流れに乗っても深入りしないことが大事」と話した。

  ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.17ドル台前半で小動き。CIBCの春木氏はドイツ政局について、メルケル首相が再選挙も辞さずというスタンスを示しているものの、現実的には少数与党政権を目指すと想定。「この点の見極めが進むまでは、ユーロは良好なファンダメンタルズが下値を支える形でレンジになりやすい」と話した。

  オーストラリア・ドルは下落。オーストラリア準備銀行(中央銀行)の議事録の慎重なトーンを受けて、対ドルで一時6月13日以来の安値となる1豪ドル=0.7532ドルを付けた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE