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「VIXのエレファント」が暴れ出す、トレーダーは取引急増に備えよ

  • MRAのチンタウォンバニッチ氏が過去の取引パターンから推定
  • ロールオーバーは200万枚超と平均出来高の約3倍相当になる可能性
Zoo Transforms Animal Waste Into Energy
Photographer: Christophe Morin
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デリバティブトレーダーはボラティリティー指数(VIX)オプションの膨大な取引に備える必要がある。

  マクロ・リスク・アドバイザーズ(MRA)のデリバティブ戦略責任者プラビット・チンタウォンバニッチ氏はリポートで、オプション取引所CboeのVIXの緩やかな上昇に賭けてきたオプションの怪物が、7月までさかのぼった取引パターンに従うと20日か週内に巨大なポジションをロールオーバーする可能性があると予想した。このトレーダーは年初からこれまでに315万枚取引したという。

  Cboeの過去20営業日のデータによると、ロールオーバーは200万枚を超える可能性があり、これはVIXオプションの1日当たり平均出来高の約3倍に相当する。
               

VIX ELE

出所:マクロ・リスク・アドバイザリー

  チンタウォンバニッチ氏が「VIXのエレファント」と呼ぶこのトレーダーは、ストライクプライスが12の12月満期のVIXのプット(売る権利)を26万2500枚売り、12月限のVIX先物が15-25で最終取引を迎えた際に利益が出るコールスプレッドを持っている。このスプレッドはストライクプライスが25のコール(買う権利)を52万5000枚売ると同時に、ストライクプライスが15のコールを26万2500枚買う手法だ。
 
  チンタウォンバニッチ氏は迫り来る巻き戻しの動きを想定、取引のロールオーバーが12月限のVIX先物にプレッシャーを与える数ある要因の一つとみる。

  同氏は今年の初め、期近物のVIXオプションを0.50ドル近辺で購入する傾向があることから「50セント」として知られるボラティリティーバイヤーの存在について投資業界に警告を発していた。

原題:Traders Beware: The ‘VIX Elephant’ Is Due to Stampede (1)(抜粋)

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