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サウジの富裕層、資産差し押さえ恐れ事業再編を模索-関係者

  • 資産没収されにくい事業形態に変えようと銀行や法律事務所と相談
  • 富裕層の間に広がっている拘束拡大への懸念を反映

サウジアラビアの富裕層は汚職取り締まりが拡大する場合に備えて、資産を守れるよう事業再編を図っている。事情に詳しい関係者3人が明らかにした。

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アルワリード王子

フォトグラファー:Mohammad Obaidi / Bloomberg

  これら関係者によれば、今回の粛清に巻き込まれなかった一族や事業家の一部が、サウジ政府から資産を没収されにくい事業形態にしようと、国内銀や国際的な法律事務所と相談している。話し合いが非公開であることを理由に匿名で語った。

  これら関係者の1人によると、一つの選択肢は資産を複数の持ち株会社に分割することだ。しかしサウジ政府は取り締まりの一環として国内の事業活動を精査しているため、これが有効なプランになるかどうかは不明だとした。

  こうした動きの背景には、前例のない一斉拘束が今後拡大するのではないかとの恐れがサウジの富裕層の間に広がっていることがある。拘束された人物には著名投資家のアルワリード王子なども含まれる。

  事情に詳しい関係者が今月明らかにしたところでは、一部のサウジ富豪は拘束された場合に備えて、隣接する湾岸諸国で投資資産を売却し、現金ないし流動資産に転換している。ただ、当局の注意を引くことを恐れ、サウジ国外に資金を移そうとしている人は少ないという。

原題:Saudi Billionaires Said to Seek Ring Fencing Assets Amid Purge(抜粋)

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