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ドル・円は112円台半ば、株上昇が支えも上値は限定的

更新日時
  • 112円70銭まで強含んだ後は伸び悩み、午後は持ち高調整でじり安
  • ユーロはもみ合い、連立協議決裂後の独政局を見極め

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=112円台半ばを中心に推移。前日の欧米株の上昇や日本株の反発が支えとなったものの、ドルを積極的に買う動きは見られず、上値は限定的となった。

  21日午後4時20分現在のドル・円は前日比0.1%安の112円51銭。午前に112円70銭まで強含んだ後はもみ合いとなり、午後には一時112円43銭までじり安となった。

  CIBC証券金融商品部の春木康部長は、ドル・円が「年末に向けた買い場探しの局面に入っているとの認識は変わらない」とした上で、昨日浮上した下値不安はいったん収束したものの、目先は「ドルを引っ張る要因に乏しい」と指摘。「今週は米感謝祭を控えて流動性が薄い中でボラタイルな値動きが続きそうで、これについて行くと痛い目に合うのが今の相場。流れに乗っても深入りしないことが大事」と話した。

ドル・円は小動き

  前日の東京市場ではドイツの連立協議決裂を受けて対ユーロでの円買いが波及し、一時約1カ月ぶりの水準となる111円89銭までドル安・円高が進行。その後の海外市場では欧米株高や米長期金利の上昇を背景に112円72銭まで値を戻していた。

  この日の東京株式相場は反発。日経平均株価は154円72銭(0.7%)高の2万2416円48銭で終了した。外為どっとコム総研の神田卓也取締役調査部長は、「午前中に株価が300円高ぐらいまで上がっていたのでどちらかというと短期の人たちはロング(ドルの買い持ち)だったと思うので、東京市場終了でいったん手じまいでドル・円はやや弱含んだ感じ。あくまでポジション調整の範囲内の動き」と午後の動きを説明した。

  ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.17ドル台前半で小動き。CIBCの春木氏はドイツ政局について、メルケル首相が再選挙も辞さずというスタンスを示しているものの、現実的には少数与党政権を目指すと想定。「この点の見極めが進むまでは、ユーロは良好なファンダメンタルズが下値を支える形でレンジになりやすい」と話した。

  オーストラリア・ドルは下落。オーストラリア準備銀行(中央銀行)の議事録の慎重なトーンを受けて、対ドルで一時6月13日以来の安値となる1豪ドル=0.7532ドルを付けた。

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