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英WPP:アサツーDK株の売却に合意-米ベインのTOBに応諾

  • 21日までとしていた買い付け期間を12月6日まで延長
  • WPPは株式売却請求権の行使禁止求めた仮処分申請を取り下げへ

米投資会社ベインキャピタルによる国内広告3位のアサツーディ・ケイ(DK)の株式公開買い付け(TOB)で、アサツーDKの筆頭株主で世界広告最大手の英WPPが態度を一変させTOBに応じることになった。アサツーDKとWPPは提携・株式持ち合い関係にあったが、TOB公表後に両社の関係は悪化していた。

  WPPから入手した電子メールの添付資料によると、WPPはベインが提示していた1株3660円で発行済み株式数の約25%相当をベインに売却することで合意した。WPPは10月のTOB公表時に買収価格が過小評価されているとして売却に応じない姿勢を示していた。ベインは従来21日までとしていた買い付け期間を12月6日まで延長する。

  ベインは今回のTOBでアサツーDK株を完全子会社化することを目指している。TOB成立後はデジタル関連やコンテンツビジネスで積極投資を行う方針。ベインはこれまでに日本国内でネットマーケティングなどを手掛けるマクロミルなどに投資しており、培ってきたノウハウをアサツーDKの成長に生かす。 

  WPPは10月にアサツーDKからTOBに伴い、提携と持ち合いの解消について通知を受けた後、アサツーDKがTOBに際して行ったWPP株売却に関連するヘッジ取引が両社間の規定に違反していると主張。東京地裁に株式売却請求権行使禁止の仮処分を請求している。申し立てはWPP保有分の売却後に取り下げる方向だという。

  アサツーDK株は21日午後2時7分現在、TOBの提示価格より低い3645円で取引されている。

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