コンテンツにスキップする

イエレン氏、FRBに残らず-パウエル氏の議長就任後は理事辞任

更新日時
  • FRB初の女性議長、来年2月に任期終了-理事の任期は2024年まで
  • 7人構成のFRB、空席ポストが4つに増える
イエレン氏

イエレン氏

Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
イエレン氏
Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は、後任が就任した後は理事を辞任する意向を表明した。トランプ大統領が今後のFRB首脳陣を選ぶ余地が広がった。

  トランプ大統領は来年2月にFRB議長としての任期が切れるイエレン氏(71)の後任として、パウエル理事を指名している。就任には上院の承認が必要。

パウエル氏のFRB議長就任後に理事を辞任すると表明したイエレンFRB議長

(出所:Bloomberg)

  FRB初の女性議長であるイエレン氏は20日にトランプ大統領に宛てた退任の意向を示す書簡で、「FRBを去る用意をするに当たり、金融システムが10年前よりはるかに強く、将来の不安定さに耐え、米国の家族や企業の経済的願望を引き続き支援できる力が増したことに満足している」と記した。

  イエレン氏は理事としての任期が2024年1月31日まであることから、議長の任期を終えた後も理事として残ることは可能だ。イエレン氏の今回の決定により、7人で構成するFRBの理事ポストに空席が1つ増えることになる。現時点で既に副議長を含め3ポストが空席となっている。

  イエレン議長の指揮の下、米経済はほぼ4年連続の安定した成長を遂げ、低インフレが続いており、危機時の政策の段階的な解除の下でも失業率は低下している。イエレン体制で、当局は債券購入プログラムを停止し、政策金利をゼロから引き上げ、4兆5000億ドル(約507兆円)に膨らんだバランスシートの縮小を開始している。

  議長は書簡で「これを前進させるには、金融・経済の安定性に対して新たに顕在化してくる脅威を引き続き注視し、断固たる対応を取る必要があろう」と指摘。「私は後任のパウエル氏がこの任務に深くコミットすると確信しており、円滑な移行に私は全力を尽くす」と表明した。

原題:Yellen Says She’ll Leave Fed Once Powell Sworn in as Chair (1)(抜粋)

(イエレン議長の見解を追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE