ドラギ総裁:インフレ率は依然、ECBの目指す水準に達していない

  • インフレ率が目標水準に収れんするには潤沢な金融緩和が依然必要
  • ドラギECB総裁はブリュッセルの欧州議会で発言

ドラギ総裁

Photographer: Alex Kraus/Bloomberg

ユーロ圏経済は20年近い歴史の中で最大の広がりを見せているが、物価動向は依然として欧州中央銀行(ECB)が望む状況にはない。

  ECBのドラギ総裁は20日にブリュッセルの欧州議会で、「景気拡大は主に内需に支えられ、ユーロ圏の国やセクターを越えて広がっており、依然として堅固だ」と述べた上で、「堅調な景気回復にもかかわらず、インフレ動向は依然として自律的に上向く傾向を明確に示唆していない」と指摘した。

  総裁はその一方で、ECBの債券購入プログラム調整を、目標に向けて「インフレ率が段階的に収れんするとECBが自信を深めていること」の兆候とみなすべきだと述べた。全体として、低金利と量的緩和によりECBの政策は緩和的であり続けると強調した。

  「これらの措置は現在の金融環境を維持しつつ、2%弱の水準へのインフレ回復になお必要とされる潤沢な金融緩和の度合いを確保する」と語った。

  次回のECB政策決定は12月14日。

原題:Draghi Says Inflation Rate Still Hasn’t Yet Reached ECB Target(抜粋)

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