コンテンツにスキップする

クアルコム投資家、ブロードコム買収案で一株10ドル以上の上乗せ要求

  • ブロードコムのタンCEOはタフな交渉相手
  • タンCEOは当初案から6.8%を超える上乗せをしたことがない

クアルコムの投資家は、米ブロードコムが提示した1株当たり70ドルの買収案について少なくとも10ドルの上乗せを要求している。

  クアルコムの株式を保有するアーティザン・グローバル・バリューのファンドマネジャー、ダニエル・オキーフ氏は「8で始まる買収案に対する評価なら非常に関心を持つだろう」と述べ、「クアルコムの取締役会はブロードコムに対して買収案への上乗せを強く求めるべきだ」と続けた。

  ブロードコムはクアルコムに1050億ドル(約11兆7900億円)の買収案を提示したが、クアルコム取締役会は13日に提示額が低過ぎるとして拒否した。ブロードコムはまだ当初買収案に上乗せしていないが、クアルコム買収を目指す決意に変わりないと表明している。株主はなおクアルコム寄りだとみられるが、ブロードコムのホック・タン最高経営責任者(CEO)はタフな交渉相手だ。クアルコム側もアップルとの係争など大きな問題を抱えている。

  タンCEOは過去2年間で複数の企業買収を手掛け、企業規模は2倍超に拡大した。監督当局への届け出によれば、これまでの買収でタンCEOは最初に提示した買収条件から6.8%を超える上乗せをしたことはない。

  クアルコムの当初の買収提示額を6.8%引き上げても74.76ドルと、投資家の望む水準には届かない。

  ウェッジウッド・パートナーズのデービッド・ロルフ最高投資責任者(CIO)は「買収条件の再提示を当然、見込んでいる」と述べ、「十分な株主からの同意を得たいのであれば少なくとも80ドルに乗せる必要があるだろう」と続けた。

原題:Qualcomm Investors Want at Least $10 More a Share From Broadcom(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE