オピオイド乱用で米経済が被るコスト、想定はるかに上回る-報告書

  • 15年の経済的コストは約56兆円、米GDPの2.8%相当-CEA
  • 従来調査の6倍余りの規模、乱用で失われた人命の価値含める
Photographer: John Moore/Getty Image

米国で広がる鎮痛剤「オピオイド」乱用が経済に及ぼす影響は5000億ドル(約56兆円)を超え、このコストは従来想定をはるかに上回る。米ホワイトハウスのエコノミストが新たにまとめた報告書で指摘した。

  経済諮問委員会(CEA)の報告書によれば、オピオイドまん延が米経済に与えたコストは2015年に5040億ドルと、同年の米国内総生産(GDP)の2.8%相当に達した。乱用で失われた人命の価値も含めたため、金額は前回調査の6倍余りの規模となった。

  昨年発表された調査では13年のオピオイド危機のコストについて、15年のドルの貨幣価値換算で799億ドルと推定されていた。調査をまとめたエコノミストらによると、従来は全ての影響を織り込まずヘルスケアの支出と死亡により失われた収入のみを推計、「人生で仕事以外の価値のある活動」は勘案しなかったという。

原題:Trump Economists Say Opioid Crisis Much Bigger Than Envisioned(抜粋)

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