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香港個人投資家、今年最大規模のIPOに熱狂-閲文株は上場後71%高

  • 閲文IPOに18兆円相当の買い注文、香港マネタリーベースの75%超
  • 有名人効果が市場の関心を引き付ける-UOBのレオン氏

香港の個人投資家が新規株式公開(IPO)にこれほど熱狂したのは2009年以来だ。

  ブルームバーグが集計したデータによると、香港の個人投資家は今年最大級のIPO案件である閲文集団に1630億ドル(約18兆2600億円)相当の買い注文を出した。これは香港のマネタリーベースの75%余りに相当する規模。この人気銘柄の株価は今月の取引開始から71%上昇している。

China Literature Ltd. Co-CEOs Wu Wenhui and Liang Xiaodong Interview as Company Debuts On The Hong Kong Stock Exchange

11月8日、閲文集団が香港証券取引所に上場

撮影:アンソニー・クワン/ブルームバーグ

  ここ数年の香港IPOは成長期待の乏しい中国本土の国有企業や銀行が続いていたが、個人投資家はテクノロジーのような高成長産業への投資機会に飛び付いた。今年最も人気のあるIPOは、親会社が知名度の高い中国のインターネット大手テンセント・ホールディングスで、香港の著名資産家である李嘉誠氏も支援している。

  UOBケイ・ヒアン(香港)のエグゼクティブディレクター、スティーブン・レオン氏は電話で、「有名人効果が市場の関心を引っ張っている」と指摘。「個人投資家はセンチメントが良好な時に買うが、基本的にファンダメンタルズはそれほど理解していない可能性がある」と語った。

Retail Frenzy

  ブルームバーグがまとめたデータによれば、香港で注目度の高いIPOが集中したのは2009年で、セメントメーカーの北京金隅や医薬品販売の国薬控股(シノファーム・グループ)などが個人投資家の人気を集めた。

JPモルガン・インベストメント・バンキングのブライアン・グ氏

(出所:Bloomberg)
Reaching New Heights

原題:Mom and Pop Pile Into Hong Kong IPOs in $163 Billion Bonanza (1)(抜粋)

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