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きょうの国内市況(11月20日):株式、債券、為替市場

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●日本株は3日ぶり反落、米長期金利の低下と円高懸念-金融、輸出売り

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  東京株式相場は3営業日ぶりに反落。米国の税制改革進展と景気刺激に不透明感がある中、米長期金利の低下や為替のドル安・円高推移が嫌気された。保険や銀行、証券など金融株を中心に、電機や機械など輸出株、化学株が安い。

  TOPIXの終値は前週末比4.11ポイント(0.2%)安の1759.65ポイント、日経平均株価は135円04銭(0.6%)安の2万2261円76銭だった。いずれも3営業日ぶりに反落した。

  りそな銀行アセットマネジメント部の下出衛チーフストラテジストは、為替は「安全通貨の円が買われているという意味合いの方が大きい。世界の投資家のリスクアペタイト(選好)は低下している。11月は投資家が利益を確定させる季節だ」と言う。下出氏は、ファンダメンタルズに悪材料はないとみているが、ヘッジファンドの決算期末を控えるほか、米国市場は感謝祭の連休前で大きくポジションが取れないとの認識も示した。

  東証1部33業種は保険、証券・商品先物取引、石油・石炭製品、化学、海運、銀行、機械、医薬品、電機など19業種が下落。小売や非鉄金属、繊維、ガラス・土石製品、建設、サービス、食料品など14業種は上昇。売買代金上位では、SMBC日興証券が投資判断を下げた東京エレクトロン、利益計画の下方修正で今期の自社株買いの可能性が相当厳しくなった、とみずほ証券が指摘したMS&ADインシュアランスグループホールディングスは安い。半面、野村証券が中国での光ファイバー需要が増えると指摘した影響で、古河電気工業やフジクラなど電線株は大幅高。ニトリホールディングスや安川電機、ヤマシンフィルタも高い。

  東証1部の売買高は14億5466万株、売買代金は2兆3496億円、代金は前週末から1兆円以上減った。値上がり銘柄数は1263、値下がりは700だった。

●長期金利が上昇、日銀オペ減額警戒で売り圧力-好需給観測は下支え

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  債券市場では長期金利が小幅に上昇した。日本銀行が前週末のオペで残存期間1年超3年以下の買い入れを減額したことから、一段の金利低下局面ではオペが減額されるとの警戒感から売り圧力が掛かった。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前週末の午後3時時点の参照値と横ばいの0.03%で寄り付いた後、一時1ベーシスポイント(bp)高い0.04%に上昇。その後は0.035%で推移した。

  しんきん証券営業企画部の高井行夫副部長は、「前週末は1-3年のオペ減額にあまり反応しなかったが、きょうはやや売り優勢になっている。金利が一段と低下すれば減額が警戒されやすい」と指摘。一方、「ドイツ政局の先行き不透明感や米制改革が難航しそうな状況で、欧米発では買い方向の材料が目立つ。週内のオペ日程を勘案すれば、需給が完全に締まりやすい面もある」と言う。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前週末比7銭高の151円02銭で取引を開始した後、いったん151円03銭まで上昇。その後は上値が抑えられ、一時5銭安の150円90銭まで下落。結局は、1銭高の150円96銭で引けた。

●ユーロほぼ全面安、ドイツ連立協議決裂-対円で約2カ月ぶり安値更新

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  東京外国為替市場では、ユーロが主要通貨に対してほぼ全面安。ドイツのメルケル首相が推し進めていた連立協議が決裂したとの報道を受けて、対円では約2カ月ぶりのユーロ安・円高水準を付けた。

  ユーロ・ドル相場は20日午後3時19分現在、前週末比0.5%安の1ユーロ=1.1737ドル。朝方に一時1.1722ドルと14日以来の水準までユーロ安・ドル高が進行した。ユーロ・円は同時刻現在、0.5%安の1ユーロ=131円47銭。一時131円17銭と9月15日以来のユーロ安・円高水準を付けた。

  ブラウン・ブラザーズ・ハリマン(BBH)外国為替部の村田雅志通貨ストラテジストは、「ドイツの連立政権協議が決裂したことを受けてユーロが売られた」と指摘。「好景気や欧州中央銀行(ECB)テーパリング視野で先週上昇し上値が重い中、報道を受けて売られたが、ひと相場終わって下げ止まりつつある」と語った。

  メルケル独首相が率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と自由民主党(FDP)、緑の党による連立協議は、20日に日付が変わる直前に決裂した。メルケル氏は暫定首相として職務を続け、今後についてシュタインマイヤー大統領と20日に協議する。ドイツが再選挙に向かう可能性があり、欧州の指導者で最も在職期間が長いメルケル氏の将来が不透明になっている。

  ドル・円相場は同時刻現在、0.1%安の1ドル=112円01銭。早朝の112円22銭から一時111円89銭まで水準を切り下げ、10月16日以来の水準を付けた。その後は112円前後でもみ合う展開となった。

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