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ゴールドマンは8年に4回の米利上げを予想-景気の加速見通し背景に

  • 米労働市場は戦後最も弱い状態から「最も逼迫」するケースに進化へ
  • 米経済が近くリセッションに陥るリスクは「引き続き極めて限定的」
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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
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米ゴールドマン・サックス・グループのエコノミストは、米経済が力強い勢いを保ちながら2018年に向かい、賃金とインフレがより広範に押し上げられることで、米金融当局は18年に4回の利上げが必要となる可能性が高いとの見通しを調査リポートで示した。

  リポートの共同執筆者であるゴールドマンのチーフエコノミスト、ジャン・ハッチウス氏は、18年の米成長率見通しを2.5%に上方修正し、同年末の失業率見通しを3.7%に引き下げたと説明した。リポートは17日遅くに電子メールで公表された。

  ブルームバーグがまとめた予想によれば、ゴールドマンは修正前の直近の見通しで、18年は2.4%成長を見込んでいた。

  10月に4.1%だった失業率についてゴールドマンは、19年後半に3.5%に達する可能性もあるとの見通しを示した。実際にそうなれば、1960年代後半以来の低水準となる。

  ゴールドマンのエコノミストらはリポート要旨で、「われわれの予想では、米労働市場は現行の景気サイクルの下で、戦後最も弱い状態から最も逼迫(ひっぱく)するケースの一つに進化することになる。逼迫した労働市場とより正常なインフレ動向を背景に米金融当局は来年4回の利上げに動くと見込まれる」と指摘した。

  来年4回の利上げは、金融当局者による現在の利上げ見通し中央値よりも1回多く、金融市場が織り込んでいる数を上回る。ゴールドマンのエコノミストらは、市場の予測に異議を唱える理由の一つとして、「低調なインフレが構造的な性質のものであることを示す証拠がほとんど見当たらない」点を挙げた。

Inching Higher

  ゴールドマンの予想では、コアインフレ率は18年に加速して、年末までに約0.5ポイント高い1.8%に達する見通し。

  ゴールドマンのエコノミストらは、米経済が近いうちにリセッション(景気後退)に陥るリスクは「引き続き極めて限定的と見受けられる」としながらも、「力強さも『過ぎたるは及ばざるがごとし』となりつつあり、さらなる過熱を封じ込めることが18年以降は一段と差し迫った優先課題になろう」と分析した。

原題:Goldman Sachs Sees Four 2018 Fed Rate Hikes as U.S. Growth Gains(抜粋)

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