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【NY外為】ドル下落、週間でも下げ-円など安全通貨は買われる

更新日時
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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg

17日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が下げを拡大。このままいけば週間での下落率は2カ月余りで最大となる。リスク回避の動きが広がり、安全通貨に資金が流れた。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は午後に入り、この日の安値圏で推移。一方で円やスイス・フランといった安全通貨はドルに対して上昇。ユーロも値上がり。一方でニュージーランド・ドルやオーストラリア・ドル、ノルウェー・クローネといった資源国通貨は、米ドルに対して大きく値下がりした。

  ニューヨーク時間午後4時31分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.4%低下。週間で0.7%安となった。ユーロはこの日、対ドルで0.2%上げて1ユーロ=1.1792ドル。ドルは対円で0.8%安の1ドル=112.13銭。

  市場の注目は税制改革を巡る上院の動きに移りつつある。米上院財政委員会は下院とは異なる独自の税制改革法案の修正案を可決し、市場の関心は感謝祭の休日明けの週に見込まれる上院本会議に移った。

  米大統領選へのロシアの介入疑惑を捜査するモラー特別検察官のチームが、大統領選のトランプ陣営関係者に対し、文書の提出を求める召喚状を10月半ばに送っていたことが、事情に詳しい関係者2人からの情報で明らかになった。この報道を受け、ドルのセンチメントは欧州時間にも悪化していた。

  送金サービスを手掛けるXEドットコムのチーフ市場ストラテジスト、レノン・スウィーティング氏はリポートで、「投資家の焦点は確実に米税制改革法案に移りつつある」と述べた。

欧州時間の取引

  ユーロは欧州時間も値上がり。米税制改革法案を巡る動きや、大統領選でのトランプ陣営とロシアとの関係に関する疑念再燃を手掛かりに、ドルに下押し圧力がかかった。

  欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁はこの日フランクフルトでの講演で、「堅固な回復」は経済が「新たな衝撃に対する耐久力を増しつつある可能性」を意味すると述べた。こうした発言もユーロを支えた。

原題:Dollar Extends Worst Weekly Decline in 2 Months as Havens Gain(抜粋)
Dollar Pressured Amid Euro’s Best Weekly Run Since September

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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