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中国が異例の口出し、ゴールドマンが愛する酒造株の上昇に冷や水

  • 貴州茅台酒の値上がりはもっと緩やかであるべきだと新華社が指摘
  • 同社株価は年初の2倍余りに上昇-PERは30倍でディアジオ抜く

中国の国営メディアが特定の株式を標的にするのは、そう多くない。

  しかし、中国の酒造最大手である貴州茅台酒にそれは起きた。新華社通信が16日、同社株価の上昇ペースはもっと緩やかであるべきだと指摘した。それから数時間のうちに貴州茅台酒は証券取引所に対する届け出で、投資家が意思決定を慎重に行うことを望むとし、アナリストが示す目標株価および株式市場でのバリュエーションは「高過ぎる」との見解を示した。同社株価は17日、一時前日比5.8%安と、約2年ぶりの大幅下落となった。

  貴州茅台酒の株価は年初水準の2倍余りに上昇。ゴールドマン・サックス・グループは今年に入って目標株価を11回引き上げている。貴州茅台酒は本来、高級ブランドだが、大衆市場を対象とした戦略で利益を上げ、投資家の支持を集めた。予想株価収益率(PER)は現在30倍と7年ぶりの高水準となっており、英ディアジオを今年抜いて世界で最もPERの高い酒造株となった。

  交銀国際の洪灏チーフストラテジスト(香港在勤)は「貴州茅台酒のようなウエートの大きい銘柄が高騰することで相場全般の安定が損なわれる事態を新華社は懸念している」と分析した。

Too Much of a Good Thing

原題:China Warning Wipes $6.6 Billion From Top Stock Loved by Goldman(抜粋)

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