世界の運用会社に歴史的な好機か-中国が資産運用市場の開放推進表明

  • 中国に合弁会社を持たないフィデリティやバンガードにもチャンス
  • 中国運用会社への出資規制、3年後に撤廃へ-財政次官が10日表明
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

中国が本土の資産運用業界を外資に一段と開放する方針を決めたことで、世界的に成長が鈍っているグローバルな運用会社には利益獲得の新たな道が開かれた。

  今回の決定により、グローバルな運用会社は最終的には中国企業と合弁を設立することなく、中国の個人投資家を相手に営業をすることができるようになる。財政省の朱光耀次官は10日、中国の資産運用会社に対する外資の出資比率上限を現行の49%から51%に引き上げ、3年後に撤廃すると発表した。

  フィデリティ・インベストメンツやバンガード・グループなど世界最大級のファンド運用会社の一部は中国に合弁会社を設立しておらず、今回の方針発表をてこに、中国での事業に大きく乗り出す歴史的な機会を得た。また、世界最大の資産運用会社ブラックロックなどの企業は現在の合弁に対する出資比率を増やし、支配権を強めることが可能になる。

  上海に本社を置くコンサルティング会社Zベン・アドバイザーズの創業者、ピーター・アレクサンダー氏は14日、「非常に大きなビジネスチャンスだ。中国は運用資産を目立って増やす機会をグローバルな運用会社に提供する唯一の市場だ」と述べた。

  ブラックロックとフィデリティに中国事業計画についてコメントを得ようと各社の担当者に電話取材をしたが、応答はなかった。バンガードはコメントを控えた。

原題:Lure of $1.1 Trillion Market for Money Managers as China Opens(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE