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日銀国債買い入れ、「1-3年」オペを4月以来の減額-金利低下抑制

  • 残存1年超3年以下の国債買い入れ、300億円減額の2500億円へ
  • 新発2年債利回りは一時マイナス0.19%まで上昇
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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

日本銀行は17日、国債の残存期間1年超3年以下の買い入れ額を7カ月ぶりに減らした。短期国債市場の需給逼迫(ひっぱく)による影響で、2年物など中期ゾーンの利回りの急低下が進んだことに対応したとの見方が出ている。

  日銀が午前10時10分に金融機関に通知した国債買い入れオペによると、国債の残存1年超3年以下の買い入れ額は2500億円と、前回15日のオペから300億円減少した。同ゾーンの減額は4月5日以来となる。1回の買い入れ額としては2014年5月(2500億円)以来の低水準だ。

  物価連動債や変動利付債を除く利付国債の買い入れ額は足元で、ほとんどの残存期間で日銀が月末に公表する買い入れレンジの中心値に収まっていたが、1年超3年以下だけが前回まで2800億円とレンジの2000億~3000億円の上限に近かった。

  メリルリンチ日本証券の大崎秀一チーフ金利ストラテジストは、中期債相場の需給は残存1年超3年以下の国債買い入れオペを300億円減らしても、さほど緩む感じではないとした上で、「銀行勢は短中期債をそれなりに買わないといけない。金融取引の担保需要に加え、現金の置き場として金利上昇の可能性がある20年ゾーンには積極的に取り組みにくいためだ」と説明した。

  今回の買い入れ減額を受けて、新発2年国債382回債利回りは一時マイナス0.19%と、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い水準まで上昇したものの、その後はマイナス0.195%に戻している。

  一方、同時に買い入れを通知した3年超5年以下は3000億円、10年超25年以下は2000億円、25年超は1000億円と、いずれも前回から据え置き。国庫短期証券の買い入れに日銀は、5000億円を通知した。購入額は11月初めに短国利回りが一時マイナス0.3%近くに急低下したことを受け、前回のオペまで1000億円に引き下げていた。大幅な購入増額だが、10月上旬の買い入れ規模1兆円などに比べると半額程度にとどまっている。

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