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【米国株・国債・商品】主要株価指数が反発、国債や原油は下げ

更新日時
  • 予想上回る決算でハイテク、生活必需品株が上昇
  • 中国人民銀の資金供給手掛かりに一部の商品は持ち直し

16日の米株式相場は反発。ハイテク株が買われ、法人税引き下げの実現確率が高まる中、S&P500種株価指数は2カ月ぶりの大幅高となった。一方、国債は反落した。

  • 米国株は反発、ハイテク株が主導-法人税減税実現への期待感で
  • 米国債は反落、イールドカーブがベアスティープ化
  • NY原油は続落・55ドル近くに、石油・天然ガス株下落が重し
  • NY金は小反発、米指標発表後のドル安背景に下げ埋める

  シスコシステムズが8-10月決算を受けて買われ、ハイテク株全体を押し上げた。また小売り大手ウォルマート・ストアーズの決算も好感され、生活必需品株への追い風となった。米国債は午後に狭い値幅で推移していたが、引け間際に長期債および超長期債の先物を対象とした大規模なブロック取引が執行されたことで長期債が下げ幅を拡大。イールドカーブがスティープ化した。

  S&P500種は前日比0.8%上げて2585.64。ダウ工業株30種平均は187.08ドル(0.8%)高い23458.36ドル。ニューヨーク時間午後4時35分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し2.37%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続落した。ノルウェーの政府系ファンドが、保有する石油・ガス関連株式およそ350億ドル相当の処分を提案したことが背景。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は前日比19セント(0.3%)安い1バレル=55.14ドル。ロンドンICEの北海ブレント1月限も続落、61.36バレルで引けた。

  ニューヨーク金先物相場は小反発。一時は0.2%安となったが、ドルが下落し、12月利上げの可能性を見極めようとするトレーダーが米経済指標を消化する中、下げを埋めた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.1%未満上昇し、1オンス=1278.20ドルで終了。

  前月からの低下を示したフィラデルフィア連銀製造業景況指数が金相場下げ渋りの「主な理由だ」と、シンク・マーケッツのアナリスト、ナイーム・アスラム氏は電子メールで指摘した。

  中国人民銀行が金融システムに資金を供給したことを受け、前日まで見られた商品相場の広範な下げには歯止めがかかった。

  税制改革関連では、米上院案に反対していたジョンソン議員が、懸念部分が考慮されることに楽観的だとの述べたことで、法人税引き下げの確率が高まったとの見方が広がった。下院はこの日、共和党がまとめた税制改革法案を可決した。

原題:Stocks Rebound on Tech Rally as Treasuries Weaken: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bear Steepen as Late Block Trades Weigh on Long End(抜粋)
OIL FUTURES: WTI Slips to Near $55 as U.S. Stocks Weigh on Price(抜粋)
PRECIOUS: Gold Regains Footing as Dollar Slips After U.S. Data(抜粋)

(第6段落以降を追加し、更新します.)
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