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【NY外為】ドルがほぼ変わらず-米下院は税制改革法案を可決

更新日時
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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
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16日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数がほぼ変わらず。新規失業保険申請件数が芳しくない内容だったほか、米金融当局者の発言もドルの押し上げにはつながらなかった。米下院はこの日、共和党がまとめた税制改革法案を可決した。

  ドルは主要10通貨に対して高安まちまち。ノルウェー・クローネやスウェーデン・クローナ、ポンドに対して大きく下げた一方、スイス・フランやニュージーランド・ドル、ユーロに対しては上昇した。  

  ニューヨーク時間午後4時半現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比変わらず。ドルは対ユーロでは0.2%高の1ユーロ=1.1770ドル。対円では0.1%上げて1ドル=113円03銭。

  下院は税制改革法案を可決したが、ドルはほとんど反応しなかった。上院ではこれとは別に独自案の議論を続けている。またこの日は複数の米金融当局者の発言があったが、相場に目立った変化はなかった。低調な内容となった新規失業保険申請件数に反応して、ドル指数は一時下げる場面があった。

  クリーブランド連銀のメスター総裁は、緩やかな利上げの継続を支持するとし、インフレは金融当局が目指す2%に上昇するとの見方を示した。ダラス連銀のカプラン総裁は、「自然利子率へはまだ距離があるが、さほど遠くはない」と述べた。また自然利子率の低下は利回り曲線のフラット化を意味すると指摘した。

  米労働省が発表した先週の週間新規失業保険申請件数は、前週比1万件増の24万9000件。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想は23万5000件だった。ケンブリッジ・グローバル・ペイメンツ(トロント)の為替調査・ 戦略担当ディレクター、カール・シャモッタ氏は申請件数が市場予想を上回ったことが、市場の「失望を誘った」と指摘した。

  ゴールドマンは2018年のテーマとしてドルの低調、ユーロの堅調、ならびに米金融当局による4回の利上げを挙げた。モルガン・スタンレーはドルの軟調が6年間続く可能性があるとの見方を示した。

欧州時間の取引

  ドルは欧州時間も主要10通貨に対して高安まちまちな展開だった。欧州の複数のトレーダーは、ドルの商いは今週で最も薄く、流動性が低いことから時として動きが荒くなっていると指摘した。

  ユーロは欧州時間も軟調。15日に終値で55日移動平均線を上回らなかったことから、今週に入りロングにしていた投資家がポジションを縮小した。

原題:Dollar Little Changed After U.S. Tax Reform Approved by House(抜粋)
Dollar Rebound From 3-Week Low Fades; Euro Anchored by Expiries

(第4段落以降を追加し、更新します.)
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