メルケル首相、連立協議の岐路に直面-4党幹部会談で方向決定へ
Arne Delfs-
自ら設定した正式な交渉開始期限は今週末だが行方は不透明
-
予備協議で各党の間に「深刻な相違」あると判明-メルケル氏
ドイツで前例のない4党連立政権の樹立を目指すメルケル首相が、選挙後最初の大きなハードルに直面する。

メルケル独首相
Photographer: Jasper Juinen/Bloomberg
首相率いるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)と自由民主党(FDP)、緑の党は1カ月にわたり連立に向けた予備協議を進めてきたが、温暖化ガス削減や移民などの政策を巡る対立が解消できていない。首相は今週末を正式な連立交渉開始の期限に設定していたものの、行方は不透明だ。
4党幹部は16日に会談し、引き続き連立を目指すかどうか決定を下す。この協議の開始前にメルケル首相は記者団に対し「交渉の成功は可能だと考えており、そうなればこの日の終わりに前向きな結果が得られるだろう。とはいえ、これは難しく、複雑な作業だ」と発言。予備協議で各党の間に「深刻な相違」があることがわかったと認めた。
原題:Merkel Faces First Big Post-Election Test as Talks Teeter (2), Merkel Says Positive Result Possible at End of Coalition Talks(抜粋)
最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
LEARN MORE