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米国債利回り、日本の投資家にとってはゼロに近づく-16年の再現か

  • ヘッジコストを考慮すると10年物米国債利回りは約1年ぶり低水準
  • シティは日本の投資家からの需要後退予想-長期債の売り勧める

日本の投資家にとって米国債の利回りがゼロに近づきつつある。全体的な需要後退につながり、米国債相場の重しとなりそうだ。

  日本の投資家はスワップを使ってドル・円相場の変動をヘッジする。このコストを加味した10年物の米国債利回りは15日に一時12ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.24%と、1年余りで最も低い水準となった。

  2016年半ばにもヘッジコストが上昇し、米国の金利低下もあって邦人投資家にとって利回りがマイナスになった。この結果、日本の投資家は同年8-12月、5カ月連続で米国債を売り越した。

  シティグループのジャバズ・マタイ氏は今回も同じように米国債の需要が減退するリスクがあると考え、長期の米国債を売ることを勧めている。

  同氏は15日のリポートで、実質利回りがこれ以上低くなる理由が見当たらないとし、実質利回りが既にレンジの下限にあることに加え「外国人、特に為替変動をヘッジした日本の投資家にとって利回りが高まる可能性がなくなった」と、買いが細る理由を指摘した。

Zeroing Yields

原題:Treasuries Yielding 0% Becoming Reality Again for Japan’s Buyers(抜粋)

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