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金融機関の技術革命、滞るのは上司の理解とサポート不足が原因-調査

  • IT手掛ける幹部のシニアマネジャーへの不満、特に英国で顕著
  • 上司からのサポート不足で深刻に悩んだとの回答は22%
High End Data Cables Feed Into Servers
Photographer: Simon Dawson
High End Data Cables Feed Into Servers
Photographer: Simon Dawson

金融機関で技術革命が滞っている。コンピューターに詳しい幹部が取締役会に影響を及ぼせず、上司からの理解や資金面での支援も得にくいためだと、調査結果が示した。

  エクセリアン・ルクソフト・フィナンシャル・サービシズが16日発表した調査結果によると、主要なデジタルプロジェクトが取締役会を通らず失敗に終わったとの回答は全体の86%に達した。情報技術(IT)を手掛ける幹部の不満は特に英国で強く、シニアマネジャーが技術をよく理解していないと答えた割合は85%と、ドイツでの76%を上回った。

  ルクソフト・ホールディング傘下部門であるエクセリアン・ルクソフトのマネジングディレクター、ロマン・トラハテンベルク氏は「金融機関でIT幹部として働くのはこれまでになく難しい」とし、「イノベーションへの入り口になりたいのに、内部に昔から残るシステムや切迫するサイバーリスクへの対応に追われ、本物の変化を実施するのに必要なサポートを得ていない」と指摘した。

  こうした理解不足によって、金融機関のIT部署は人工知能(AI)やブロックチェーンといった新技術の刷新をしばしば妨げられているともエクセリアン・ルクソフトは説明。また、英国やドイツ、オーストリア、スイスの銀行や資産運用会社で働く200名超の技術系幹部を対象とした同調査で、上司のサポート不足で夜も眠れないほど悩んだとの回答率は22%だった。

原題:Finance’s Tech Revolution Risks Being Stymied by Wary Bosses(抜粋)

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