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ソフトバンク出資の米ファナティクス、スポーツグッズを世界のファンへ

  • ソフトバンクはファナティクスに10億ドル投資
  • 海外市場を開拓、向こう5年で年間売上高を5倍の100億ドル目指す
Sergio Aguero scores third goal against SSC Napoli.

Sergio Aguero scores third goal against SSC Napoli.

Photographer: Shaun Botterill/Getty Images
Sergio Aguero scores third goal against SSC Napoli.
Photographer: Shaun Botterill/Getty Images

米国のスポーツ用品オンライン販売会社ファナティクスは、同国で快進撃を続けている。40ドル(約4500円)のニューヨーク・ヤンキースのマネークリップや50ドルのグリーンベイ・パッカーズのビキニなど、これまでファン自身が必要と感じなかったモノを販売するのが同社の特徴だ。

  そんなファナティクスのマイケル・ルービン創業者は今、ソフトバンクグループの孫正義社長から10億ドルの投資を得て、もっと難しい課題に挑もうとしている。英国や中国など海外でも、スポーツチームのファンに米国スタイルのあこがれを抱かせることだ。

  フロリダ州ジャクソンビルを本拠とするファナティクスは、全米最大のモータースポーツ団体NASCARや米ナショナル・プロフットボールリーグ(NFL)に加え、マンチェスター・ユナイテッドやマンチェスター・シティなど英イングランド・プレミアリーグのチームなどと幅広く独占ライセンス契約を結んでいる。これにファストファッションから着想した物流オペレーションを組み合わせ、たった数分前に達成された試合での記録を祝うシャツや帽子を販売する。

  これが孫氏の目にとまった。スポーツ用品の新興企業GSIコマースを2011年に24億ドルでeベイに売却したルービン氏は、もっと大きなことを考えている。英国や中国などの市場をターゲットに、向こう5年でファナティクスの年間売上高を5倍の100億ドルに増やすことだ。国際ライセンシング産業マーチャンダイザーズ協会(LIMA)によると、この分野は世界で253億ドル相当の市場規模がある。
            

SSC Napoli v Manchester City - UEFA Champions League

マンチェスター・シティ対ナポリ

写真家:Shaun Botterill /ゲッティイメージズ

             
  ファナティクスの海外売上高は現在約2億ドルだが、国際事業責任者に新たに指名されたスティーブ・デービス氏は、目標とする100億ドルの約半分を米国外の事業が占めるようになると予想する。来年はドイツと中国、19年には日本とオーストラリアで製造施設の開設を計画している。

  25年までにスポーツ産業を7500億ドル規模に育成することを目指す中国は特に、ファナティクスにとって利益の源泉となり得る。デービス氏は「中国には十分なサービスを受けていないファンの巨大なベースがある」と指摘。「当社のパートナーであるクラブにとって、最大かつ重大な機会だ」と語った。

原題:Billionaires Son, Rubin Bet They Can Sell Sports Swag to World(抜粋)

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