世界首位のマクロヘッジファンド、運用成績プラス47%で圧勝

  • プルレブ・グローバル・マクロ・ファンドは株式投資が奏功
  • 世界のマクロヘッジファンドの運用成績は業界で最低

世界のマクロヘッジファンドが今年、ヘッジファンド業界で最低の運用成績を記録する可能性が高まる中、シンガポールのプルレブ・グローバル・マクロ・ファンドは1-10月にプラス47%のリターンを達成し、競合ファンドに圧勝している。

  データ提供会社ユーリカヘッジによれば、プルレブ・グローバル・マクロ・ファンドの運用成績は資産規模1億ドル(約113億円)を超える世界のマクロファンドのうち首位。副ファンドマネジャーのオーガスト・リー氏はブルームバーグ・ニュースのインタビューで、昨年のドナルド・トランプ氏の大統領選での勝利を受けた株式投資で米国や主要トレーディングパートナーの持ち高が増加したことがリターンを押し上げたと述べた。

  リー氏は今年の好調なリターンについて、「(適度な成長とインフレが併存する)ゴルディロックスの状況から恩恵を受けた株式相場の影響を受けている」と指摘。「特に米国や中国、日本、スイス、ユーロ圏での株価上昇など、より広範囲にわたる力強く持続的な世界の経済成長」を理由として挙げた。

  ヘッジファンド・リサーチによれば、マクロヘッジファンドの1-10月のリターンの平均はプラス2.4%と投資戦略の中では世界的に見て最低で、その中でプルレブのリターンは際立っている。世界有数のマクロヘッジファンド運用会社の一つであるブレバン・ハワード・アセット・マネジメントの今年のリターンはマイナスとなっている。ただ、利上げでトレーディング機会が増えるとの観測が広がる中で回復の兆しも見られ、マクロヘッジファンドの10月のリターンはほぼ7年ぶりの高水準となった。
  
原題:World’s Top Macro Hedge Fund Crushes Competitors With 47% Gain(抜粋)

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