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上院共和党、減税案にオバマケア保険加入義務廃止を追加-危うさ内包

  • 税制改革法案に医療保険加入義務の廃止を追加
  • 上下両院の票読み複雑に、オバマケア廃止に反対した議員の動向焦点

米上院共和党は、税制改革法案の中に破裂する危険性のある爆弾を仕込んだ。

  14日夜に公表された案は医療保険制度改革法(オバマケア)に基づく個人の医療保険加入義務の廃止を税制改革法案に追加するもので、2つの激しい論争を持ち込むことになる。この法案は財政目標の達成を後押しするものの、上下両院での票読みが複雑になるほか、民主党にとっては格好の攻撃材料になり得る。

  マコネル上院院内総務(共和、ケンタッキー州)は15日、修正法案は「オバマケアの個人保険加入義務を効果的に廃止するため、低所得層や中間所得層の世帯向けの減税を拡充できる」と述べた。

  医療保険に加入しない場合は罰金を科すことを定めたこの義務を廃止すれば、オバマケアは骨抜きになる。下院指導部も加入義務撤廃を税制改革法案に盛り込むことを検討したが、結局追加せずに16日に最終的な採決に臨む。上院案では加入義務廃止が盛り込まれており、コーニン院内幹事は同案で賛成50票を確保できるとの自信を示した。
  

オバマケアの保険加入義務の廃止を盛り込む共和党の計画についてサヒル・カプール記者がリポート

(Bloomberg)

  ただ共和党は、上院で多数派だが2議席しか差はない上、今年はオバマケア廃止法案の可決を2回試みたが失敗している。このため、上院の税制改革法案審議では、オバマケア撤廃法案に反対したスーザン・コリンズ、リサ・マカウスキ、ジョン・マケインの3議員の態度が再び注目されることになる。

原題:Senate Republicans Toss Potential Obamacare Bomb Into Tax Bill(抜粋)

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