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【NY外為】ドルが下げほぼ埋める-メキシコ・ペソと加ドル安い

更新日時
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Photographer: Andrew Harrer/Bloomberg
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15日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数がほぼ変わらず。一時の下げを埋める展開となった。一方で北米自由貿易協定(NAFTA)の協議開始や原油値下がりを手掛かりに、メキシコ・ペソとカナダ・ドルは下落した。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.4%余り下げ、10月20日以来の低水準を付ける場面もあった。米ドルはカナダ・ドルなど資源国通貨に対して大きく上昇し、ユーロに対しても一時の下げを埋めた。新興国通貨ではペソが最悪のパフォーマンス。北米自由貿易協定(NAFTA)の協議に閣僚級の担当者が出席しないとの報道が嫌気された。

  ニューヨーク時間午後4時35分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%未満低下。ユーロは0.1%未満下げて1ユーロ=1.1791ドル。ドルは対円では0.6%下げて1ドル=112円84銭。円はこの日、主要通貨に対して上昇した。

  ドルはペソに対して0.3%高の1ドル=19.2243ペソ。対カナダ・ドルでも0.3%上げて1米ドル=1.2766加ドル。

  この日の商いはそれほど活発ではなかった。ロンドンとトロントのトレーダーによれば、米国の感謝祭の祝日を控えて利益確定が広がった一方、ポジションを積み増す動きはあまり見られなかった。ドルは主要10通貨の大半に対して値上がりした。

  カナダ銀行(中央銀行)のウィルキンス上級副総裁はブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、NAFTAを巡る不確実性が企業に影響しているのは「明らか」だとしたほか、政策引き締めについては慎重な姿勢で臨むとの見解をあらためて示した。

  米東部時間午前8時半に米経済指標が発表された直後、ドルはこの日の安値に下げたが、その後市場で消化が進むに伴い戻す展開となった。10月のCPI総合は前月比0.1%上昇。伸びはブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値と一致した。食品とエネルギーを除くコア指数は前月比0.2%上昇、前年同月比では1.8%上昇した。

  10月の小売売上高は前月比0.2%増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想は前月と変わらずだった。

  メイゼン・アイサ氏やジェナディ・ゴールドバーグ氏らTDセキュリティーズのストラテジストはCPIについて、コアのサービス価格の上昇が勢いを増し、コアのモノの価格はもはや足かせになっていないことから、物価圧力についてなお懸念する金融当局者にとっては安堵(あんど)できる内容だった可能性があると指摘した。

欧州時間の取引

  欧州時間にはユーロが対ドルで大きく上昇。米CPIがドルを一段を圧迫するとの見方が広がる中で、ユーロに買いが入った。

  円は欧州時間も堅調、スイス・フランも上昇した。

原題:Dollar Reverses Loss as Nafta, Commodity Currencies Tumble(抜粋)
Euro Extends Rally as Real Money Supports Best Run in 18 Months (抜粋)

(第5段落以降を追加し、更新します.)
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