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11月15日の海外株式・債券・為替・商品市場

更新日時

欧米市場の株式、債券、為替、商品相場は次の通り。

◎NY外為:ドルが下げ埋める-メキシコ・ペソと加ドルは安い

  15日のニューヨーク外国為替市場ではドル指数がほぼ変わらず。一時の下げを埋める展開となった。一方で北米自由貿易協定(NAFTA)の協議開始や原油値下がりを手掛かりに、メキシコ・ペソとカナダ・ドルは下落した。

  ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.4%余り下げ、10月20日以来の低水準を付ける場面もあった。米ドルはカナダ・ドルなど資源国通貨に対して大きく上昇し、ユーロに対しても一時の下げを埋めた。新興国通貨ではペソが最悪のパフォーマンス。北米自由貿易協定(NAFTA)の協議に閣僚級の担当者が出席しないとの報道が嫌気された。

  ニューヨーク時間午後4時35分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.1%未満低下。ユーロは0.1%未満下げて1ユーロ=1.1791ドル。ドルは対円では0.6%下げて1ドル=112円84銭。円はこの日、主要通貨に対して上昇した。

  ドルはペソに対して0.3%高の1ドル=19.2243ペソ。対カナダ・ドルでも0.3%上げて1米ドル=1.2766加ドル。

  この日の商いはそれほど活発ではなかった。ロンドンとトロントのトレーダーによれば、米国の感謝祭の祝日を控えて利益確定が広がった一方、ポジションを積み増す動きはあまり見られなかった。ドルは主要10通貨の大半に対して値上がりした。

  カナダ銀行(中央銀行)のウィルキンス上級副総裁はブルームバーグ・ニュースとのインタビューで、NAFTAを巡る不確実性が企業に影響しているのは「明らか」だとしたほか、政策引き締めについては慎重な姿勢で臨むとの見解をあらためて示した。

  米東部時間午前8時半に米経済指標が発表された直後、ドルはこの日の安値に下げたが、その後市場で消化が進むに伴い戻す展開となった。10月のCPI総合は前月比0.1%上昇。伸びはブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値と一致した。食品とエネルギーを除くコア指数は前月比0.2%上昇、前年同月比では1.8%上昇した。

  10月の小売売上高は前月比0.2%増。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想は前月と変わらずだった。

  メイゼン・アイサ氏やジェナディ・ゴールドバーグ氏らTDセキュリティーズのストラテジストはCPIについて、コアのサービス価格の上昇が勢いを増し、コアのモノの価格はもはや足かせになっていないことから、物価圧力についてなお懸念する金融当局者にとっては安堵(あんど)できる内容だった可能性があると指摘した。

欧州時間の取引

  欧州時間にはユーロが対ドルで大きく上昇。米CPIがドルを一段を圧迫するとの見方が広がる中で、ユーロに買いが入った。

  円は欧州時間も堅調、スイス・フランも上昇した。
原題:Dollar Reverses Loss as Nafta, Commodity Currencies Tumble(抜粋)
Euro Extends Rally as Real Money Supports Best Run in 18 Months (抜粋)

◎米国株・国債・商品:株下落、国債は続伸-連日の商品安で

  15日の米市場では株式相場が続落。世界的な成長減速や税制改革の見通しを巡る懸念が根強く残り、S&P500種株価指数は3週間ぶり安値となった。一方、国債は続伸した。

  • 米国株は続落、エネルギーや素材関連銘柄に売り
  • 米国債は続伸、10年債利回り一時2.32%台に
  • NY原油は続落、2週間ぶり安値-ロシアが減産延長に消極的
  • NY金は下落、リスク回避の動きを受けた上げを消す

  S&P500種は取引終了30分前にやや下げ幅を拡大した。有力とみなされる共和党のロン・ジョンソン上院議員が上院共和党の税制改革法案に反対しているとの米紙報道が材料視された。ニューヨーク原油先物が1バレル=55ドルに向けて下げる中、エネルギー生産業者が売り込まれた。前日に続く商品安が重しとなり、米国の消費者動向が依然堅調なことを示す経済指標はさほど材料視されなかった。

  S&P500種は0.6%下げて2564.62。ダウ工業株30種平均は138.19ドル(0.6%)安い23271.28ドル。ニューヨーク時間午後4時40分現在、米10年債利回りは5ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.33%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が続落。ほぼ2週間ぶりの安値となった。今月末の石油輸出国機構(OPEC)会合で減産合意を延長する可能性を巡り、ロシアは消極的だと伝わったことが売りを誘った。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は前日比37セント(0.7%)安の1バレル=55.33ドルと、2日以来の安値で終えた。ロンドンICEの北海ブレント1月限は34セント下げて61.87ドル。

  ニューヨーク金先物相場は下落。他市場でリスク回避ムードが広がり、上場投資信託(ETF)を通じた金保有高が1カ月ぶりの大幅増となったことで寄り付きは好調だったが、下げに転じた。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は0.4%安の1オンス=1277.70ドルで終了。

  この日の米経済指標は、消費者物価指数(CPI)が市場予想に一致、小売売上高は堅調、11月のニューヨーク連銀製造業景況指数は軟調とまちまちだった。これらの発表後に米国債は長期債中心に上昇し、イールドカーブはブルフラット化した。5年債と30年債の利回り差は一時、73.3bpに縮小した。

  S&P500種の業種別11指数は大半が下落したが、米国のインフレ加速を示すCPIを背景に、金融株は買われた。
原題:Stocks Fall, Treasuries Rise as Commodities Slump: Markets Wrap(抜粋)
USTs Bull Flatten After CPI as Long-End Demand Remains Robust(抜粋)
Oil Closes Lower as Russia Casts Doubts on OPEC Cuts Extension(抜粋)
PRECIOUS: Gold ETF Assets Up Most in Month Amid ‘Risk-Off Vibe’(抜粋)

  

◎欧州株:7日続落、リスクオフ優勢でアジアや米国の株安に追随

  15日の欧州株式相場は下落。ストックス600指数は昨年の米大統領選以降で最長の7日続落となった。アジアや米国の株安に追随した。ストックス600指数は前日比0.5%安の381.96で終了。7営業日の下落率は3.7%に達した。

  域内の主要株価指数では、英FTSE100指数が0.6%安、ドイツのDAX指数は0.4%安、フランスのCAC40指数は0.3%安。

  動きの目立った個別銘柄では、タローオイルとK+Sが5%を超える下げ。一方でアルティスは8%高、ヴェスタス・ウインド・システムズが5.2%高。

  サーベラスが大株主に浮上したドイツ銀行は、コメルツ銀行とともに大幅安から切り返し、それぞれ2%近い上昇率で引けた。
原題:Europe Stocks Fall for Seventh Day as Risk-Off SentimentGrows(抜粋)
Deutsche Bank, Commerzbank Gain After Cerberus Takes Stake (1)

◎欧州債:上げ幅縮小、株安に反転の兆しでリスクオフ後退

  15日の欧州債相場は上げ幅を縮小して引けた。株が一部値を戻す動きとなり、リスクオフが後退した。16日のスペイン国債入札を控え、周辺国債はアンダーパフォーム。スペイン政府は40億ー50億ユーロの調達を見込む。

  ドイツ政府は10年物国債の入札を実施。発行額は目標の30億ユーロに対して24億7500万ユーロにとどまった。応札倍率は1倍で、10月25日の前回入札時の1.3倍を下回った。

  ドイツ10年債利回りは2bp低下の0.38%。
原題:European Bonds Pare Gains as Stocks Rebound; End-of-DayCurves(抜粋)

(NY外為、米国株・国債・商品を更新します.)
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