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トレーダーの17年報酬、増えそうなのは電子取引関連のみ-他は減少か

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Photographer: Michael Nagle
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Photographer: Michael Nagle

債券と株式の取引に携わる米国の金融業界従業員の大半は、2017年の報酬が前年を下回る見込みだ。人材あっせん会社オプションズ・グループが見通しを示した。昨年の米大統領選挙や欧州連合(EU)離脱を決めた英国民投票のような大事件がなく、ボラティリティーが低かったからだという。

  例外は電子取引プラットフォームに関わるトレーダーとセールス担当者で、少なくとも3%の報酬増が見込めると、オプションズ・グループが年次報酬リポートで試算した。

Pay Declines

  米国ではクレジット商品のトレーダーとセールス担当者の報酬が平均で11%減、現物株は9%減が見込まれる。おおまかな分類では債券も株式も同じ7%減と予想されている。

  オプションズ・グループのマイク・カープ最高経営責任者(CEO)は「新しいテクノロジーに関わる人々は他のトレーダーたちが直面するトレンドから切り離されている。テクノロジーと市場の両方を理解し、新しいプラットフォームを操れる人材には高い需要がある」と述べた。

  リポートによると、トレーダーとは異なり、投資銀行バンカーとウェルスマネジメントのアドバイザーらはそれぞれ9%と10%の報酬増が望める。

  採用でもテクノロジーが鍵になる。リポートの中の2018年の採用見通しの部分によれば、情報技術(IT)と電子取引、定量分析の担当者が有望。金融業界におけるデータサイエンティストと機械学習専門家への需要は「供給を大きく上回っている」という。

2018 Hiring Forecast

  オプションズ・グループは8000人に対する調査と銀行員からの聞き取りに基づいて17年の報酬リポートをまとめた。

  リポートによるとまた、カナダと日本の銀行は世界への拡大を続け、大手ライバル行から人材を引き抜く見込み。

原題:The Only Traders Seen Scoring Pay Bumps Run Electronic Platforms(抜粋)

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