中国当局は債務返済の壁が迫っている本土の不動産開発業者にオフショアでの資金調達緩和で助け船を出したが、それで全ての問題が解決するわけではない。

  14日発表された中国の10月の新築住宅販売額は前年同月比3.4%減と、約3年ぶりの大きな落ち込みとなった。地方政府が高騰する価格の抑制策を導入したほか、習近平国家主席は住宅の投機をやめるよう促した。

  住宅市場が減速する中、不動産開発各社は依然として国内債券市場からの資金調達制限や本土での資金コスト上昇、2018年には記録的な300億ドル(約3兆4000億円)相当の本土内外での債券償還に直面している。ブルームバーグの集計データによれば、プットオプションが行使されれば、18年の償還額は710億ドルへと膨らむ。

  NNインベストメント・パートナーズのシニアクレジットアナリスト、クレメント・チョン氏(シンガポール在勤)は「抑制策で販売や現金受け取りは鈍くなるだろう」と指摘。「中国政府が当面こうした規制を緩める公算は小さい」と述べた。

  年初来ではオフショアの債券発行が約3倍となる一方、昨年発行が目立った本土では60%余り減った。

原題:China Throws Lifeline to Builders Facing Record Wall of Debt (2)(抜粋)

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