国内市況の過去の記事はこちらです。指標はここをクリックして下さい。

●日本株ことし最長の続落、原油安受け景気懸念-東証全33業種が下げる

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京株式市場ではTOPIXがことし最長の5営業日続落。下落率は8カ月ぶりの大きさに達した。海外原油市況の下落から景気の先行き懸念が広がり、為替の円高も嫌気された。石油や鉱業など資源株、電機など輸出株、化学や鉄鋼など素材株中心に東証1部33業種は全て安い。

  TOPIXの終値は前日比34.86ポイント(2%)安の1744.01、日経平均株価は351円69銭(1.6%)安の2万2028円32銭。TOPIXの5日続落は昨年9月15日(7日続落)以来、下落率の大きさは3月22日(2.1%)以来だ。日経平均は昨年5月6日の6日続落に並んだ。

  プリンシパル・グローバル・インベスターズの板垣均社長は、「予想以上に日本の企業業績が良いというのを株価にいったん織り込んで目先は次のサプライズが乏しく、相対的に上値より下値の余地が大きいかもしれないとみた海外投資家が利益確定売りを出している」と言う。

  東証1部33業種の下落率上位は石油・石炭製品、鉄鋼、鉱業、その他製品、非鉄金属、その他金融、卸売、倉庫・運輸など。売買代金上位では、4ー9月期純利益が前年同期比14%減だった三井住友トラスト・ホールディングスが大幅安。半面、18年3月期純利益計画を上方修正した第一生命ホールディングス、1ー9月期営業利益が前年同期比2.2倍だった昭和電工は高い。

  東証1部売買高は21億5918万株、売買代金は3兆7703億円。値上がり銘柄数は120、値下がりは1901と全体の93%が下げるほぼ全面安となった。

●債券上昇、日銀オペで需給引き締まり確認-あすの20年入札に安心感も

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  債券相場は上昇。日本銀行がこの日に実施した中長期債対象の国債買い入れオペで、同ゾーンの需給引き締まりが確認されたことを受けて、買い圧力が強まった。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比7銭高の150円78銭で取引開始。午後はオペ結果を受けて一段高となり、一時は150円85銭まで上昇。結局は8銭高の150円79銭で引けた。

  しんきん証券営業企画部の高井行夫金融市場アナリストは、「日銀オペは短いゾーンの金利低下で買い入れ額を落としても良かった感あるが据え置かれた上、結果も1-3年の応札額が少なかったということで午後は一段と相場が締まる格好になった」と指摘。「あすの20年債入札は足元の金利水準で一定の需要を集めて順調に通過する見通しで、場合によっては相場がさらに買われる可能性はある」とみる。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばいの0.045%で寄り付いた。午前10時10分のオペ通知後に0.5ベーシスポイント(bp)低い0.04%と、3営業日ぶりの水準まで買われた。

  日銀はこの日、残存期間1年超5年以下と5年超10年以下の長期国債を対象とする買い入れオペを実施。買い入れ額はいずれのゾーンも前回から据え置かれた。市場の需給を示す応札倍率は、1-3年と5-10年の応札倍率が前回から低下し、売り需要が鈍っていることが示された。

●ドル・円下落、一時2週間ぶり安値-ドル売りの流れや日本株続落で

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

  東京外国為替市場のドル・円相場は下落し、一時約2週間ぶりの安値を付けた。前日の海外市場でのドル売りの流れが波及したほか、日本株が続落したことも背景。市場関係者は米税制改革の進ちょくやこの日発表される10月の米消費者物価指数(CPI)に注目している。

  ドル・円は午後3時20分現在、前日比0.3%安の1ドル=113円17銭。商業決済が集中する五・十日の仲値でドル不足による需要が高まったのを受け、113円50銭までドル高・円安に振れた。しかし、需給要因での買い一巡後は、日経平均株価が下げ幅を拡大したのに伴い、一時113円03銭と10月31日以来の水準まで下落。その後は日経平均が安値圏で推移する中、113円台前半でもみ合った。

  三菱UFJ信託銀行資金為替部為替市場課の池島俊太郎課長は、ドル・円の下落について「五・十日の仲値でそれほどドルが上がらなかったことや、日本株が再び下げてきたことが売りにつながった」と説明。「前日にドル・円は意外と下げなかったことから、改めてドル売りの流れについていっている印象だ」と指摘した。「ドルインデックスが9月からの上昇トレンドを切れてきており、売り圧力がある」とした上で、ドル・円が10月31日の安値112円96銭を割り込むと「111円台を意識した動きになっていくリスクがある」と述べた。

  オーストラリア・ドルは下落。7-9月期の豪賃金指数が前期比0.5%上昇と、市場予想の0.7%上昇を下回ったことが売り材料となった。対ドルでは1豪ドル=0.76ドル台を割り込み、一時0.7%安の0.7576ドルと7月7日以来の水準まで下落した。

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE