北朝鮮がここ2カ月、ミサイル発射実験をしていない。ただ挑発行為をやめたというより、冬季の軍事訓練に力を注いでいる可能性が高い。

  ジェームズ・マーティン不拡散研究センターの北朝鮮ミサイル実験データベースによれば、朝鮮労働党の金正恩委員長が北朝鮮最高指導者となった2011年12月以降に発射された85発のミサイルのうち、10-12月の打ち上げは5発しかない。

2012年2013年20142015年2016年2017年合計
1-3月00855624
4-6月16387631
7-9月008010725
10-12月10022-5
261915241985

  ニュージーランドの首都ウェリントンにあるビクトリア大学の戦略研究センターのバン・ジャクソン戦略研究員は、北朝鮮軍は定期的に毎冬軍事訓練のサイクルに入るため、今は「嵐の前の静けさ」だと指摘。

  米国防総省のアドバイザーだった同研究員は「北朝鮮の兵士は戦時でなければ秋の収穫期に農作業に専念する。非効率だが、それが北朝鮮の制度における特性だ。繰り返されてきたいつも通りパターンであり、つまり来年早い時期に北朝鮮の挑発行為が増えると想定しなければならない」と語った。

  北朝鮮による直近のミサイル発射実験は9月15日。弾道ミサイル1発が日本上空を通過し、その後太平洋上に落下したと推定されている。韓国の聯合ニュースは11月13日、北朝鮮軍が数カ月に及ぶ冬季訓練の準備をしており、韓国軍は北朝鮮が挑発行為に出る可能性に備え完全な戦闘即応性を維持していると伝えた。
原題:North Korea’s Winter Training Means Fewer Missile Launches(抜粋)

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