コンテンツにスキップする

ソフバンク、投資関係強化でサウジに最大2.8兆円投資へ-関係者

更新日時
  • サウジが建設する新都市NEOMやサウジ電力に投資へ
  • ソフトバンクの孫正義社長はサウジとの関係を強化

ソフトバンクグループは向こう3-4年でサウジアラビアに最大250億ドル(約2兆8400億円)を投資する計画だ。孫正義社長率いるソフトバンクはサウジとの投資関係を深める。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。

  ソフトバンクはサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子が紅海沿岸に建設を計画する新しい都市「NEOM」に最大150億ドルを投じる計画。同社の1000億ドル規模の投資ファンドである「ビジョン・ファンド」も、再生可能エネルギーや太陽エネルギーといった電源を多様化する取り組みの一環として、サウジアラビア電力公社に最大100億ドルを投資する。情報は部外秘だとして関係者は匿名を条件に話した。ソフトバンクはまた、傘下企業の一部にNEOMでオフィスを開設させる方針だという。

Opening Day Of The Mobile World Congress

孫正義社長

Photographer: Pau Barrena/Bloomberg

  資源が減少する中で石油依存から脱却し経済の多角化を目指すムハンマド皇太子にとって、ソフトバンクによる投資計画は追い風となる。

  ソフトバンクの担当者はコメントを控えた。サウジアラビア電力公社の担当者は現時点でコメントはないと述べた。ソフトバンクの株価は16日の東京市場で一時2.1%高まで買い進まれた。

  孫氏はビジョン・ファンドでサウジの政府系ファンド、パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)から今年、450億ドルの出資を受けて以来、同国との関係を強化している。PIFが先月主催した投資サミットにも孫氏は、金融界の重鎮と共に主要なゲストの1人として招かれていた。PIFに取材を試みたが現時点でコメントは得られていない。

  先月のビジネスサミットの発表資料によれば、サウジのNEOMプロジェクトには同国政府や政府系ファンド、国内外の投資家から5000億ドル余りの資金援助を得る見通し。計画では紅海に架かり新都市とエジプトなどアフリカ大陸を結ぶ橋も建設する。ヨルダンやエジプトにつながる都市の開発用地として1万平方マイル(2万5900平方キロ)を割り当てている。

  ソフトバンクは技術投資から資産運用に事業を拡大する中でサウジ投資を進める。同社は通信事業で得た資金を半導体設計の英アームやチャットサービス大手スラック・テクノロジーズ、協働オフィスのウィーワークに投資。孫氏はさらに、3000億ドル規模の資産運用部門を創設するため買収を模索しているとブルームバーグ・ニュースは9月に報じた。

原題:SoftBank Said to Plan Up to $25 Billion in Saudi Investments (3)(抜粋)

(ソフトバンクの株価や投資の経緯などを追加して更新します.)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE