14日の米市場では株式相場が下げ、国債が上昇した。世界の金融市場にリスク回避の動きが広がった。商品相場は原油先物を中心に下げた。

  • 米国株は反落、原油安受けて素材やエネルギーに売り
  • 米国債は上昇、10年債利回りは2.37%台に低下
  • NY原油は1カ月ぶり大幅安、IEAが需要見通しを下方修正
  • NY金は続伸、朝方に出来高急増で下げを埋める

  商品相場の下落を背景とした素材・エネルギー株の下落がS&P500種株価指数の重しとなった。商品相場のリターンを示すブルームバーグ・コモディティー指数は一時、前日比で1.5%下げた。この日は米原油先物が1バレル=56ドルを割り込んだほか、ブルームバーグ・ドル・スポット指数も1カ月ぶりの大幅下落となった。米国債は10年債が堅調に推移し、利回りの下げ幅は約1週間ぶりの大きさだった。

  S&P500種株価指数は0.2%下げて2578.87。ダウ工業株30種平均は30.23ドル(0.1%)安い23409.47ドル。ニューヨーク時間午後4時36分現在、米10年債利回りは3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下し2.37%。

  ニューヨーク原油先物市場ではウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物が約1カ月ぶりの大幅安。国際エネルギー機関(IEA)が2018年の石油需要見通しを引き下げたため、売りが膨らんだ。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物12月限は前日比1.06ドル(1.9%)下げて1バレル=55.70ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント1月限は95セント下げて62.21ドル。

  ニューヨーク金先物相場は続伸。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は1オンス=1282.90ドルで終了。米東部時間午前10時過ぎにわずか3分間で140万オンス相当が取引される場面を経て上昇し、それまでの下げを埋めた。

  米労働省が朝方発表した10月の米生産者物価指数(PPI)は前月比で上昇し、市場予想を上回る伸びを示したほか、前年比では5年ぶりの高い伸びとなった。トレーダーは米経済がどれほど健全かを見極めようとしており、注目は15日発表される消費者物価指数と小売売上高に移る。
 
  米国債のイールドカーブは長期債を中心とした相場上昇によりブルフラット化が再開。10月の米PPIが予想以上の伸びとなったことなどを手掛かりに、5年債と30年債の利回り差が大きく縮小した。

原題:U.S. Stocks, Treasury Yields Fall as Oil Retreats: Markets Wrap(抜粋)
Treasuries Bull Flatten, Hold Early Gains on Dollar, Oil Drop(抜粋)
Oil Retreats as IEA Casts Dark Cloud Over 2018 Market Outlook(抜粋)
Whipsawing Million-Ounce Gold Trades Becoming the New Norm (1)(抜粋)
Gold Reverses Losses as Over 1 Million Ounces Trade in 3 Minutes(抜粋)

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