英国が欧州連合(EU)を正式に離脱する2019年3月を控え、イングランド銀行(英中銀)のカーニー総裁は金融政策をどちらの方向にも動かす用意をしておく必要があるだろうと語った。

  カーニー総裁は14日、フランクフルトで欧州中央銀行(ECB)が主催したパネル討論に出席し、離脱交渉の進捗(しんちょく)状況と移行期が設定される場合のその内容という、現時点で不透明な2つの大きな要因がポンドや債券、需給そしてインフレに当然影響を及ぼすだろうと述べた。

  今月2日の金融政策会合後に行われた記者会見での発言内容を繰り返し、英国はEU離脱のために「例外的な状況」にあり、実質所得が打撃を受けていると指摘。だが、インフレのオーバーシュートを踏まえれば中銀のできる景気支援には限界があるため、今月の利上げを決定したと説明した。今後の動きについては何も確定的なものはないとし、離脱交渉の首尾次第だとの認識を示した。

  総裁は「英国のEU離脱時に関しては、EU27カ国との最終的な合意や現時点から離脱に至るまでどのような道のりをたどるのか」、こうした要素が需給にどれだけ影響するのかに大きく左右されると述べた。
  
原題:Carney Says Brexit Implications for Interest Rates Are Ambiguous(抜粋)

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