中国の10月の工業生産と投資、小売売上高はいずれも伸びが鈍化し、景気拡大ペースがやや後退した。

  • 10月の工業生産は前年同月比6.2%増。市場予想の中央値は6.3%増。9月は6.6%増だった。
  • 10月の小売売上高は同10%増。市場予想は10.5%増。9月は10.3%増だった。
  • 1-10月の都市部固定資産投資は前年同期比7.3%増で、市場予想とは一致した。

  中国は先月開催された5年に一度の共産党大会で、景気拡大をめぐりペースよりもをさらに重視する方針を示唆しており、これは追加刺激策の可能性が低いことを意味する。厳しい大気汚染抑制策が工業生産に打撃を与えているほか、与信の伸び減速は10-12月(第4四半期)に景気の重しとなる可能性がある。それでも、中国経済は通年では7年ぶりの成長加速に向けて順調に進んでいる。

  みずほセキュリティーズアジアのアジア担当チーフエコノミスト、沈建光氏(香港在勤)は「党大会後、明らかにリスクに対する防御やレバレッジ縮小への移行がみられる」と指摘。「われわれは経済政策において転換期を迎えている」と述べた。

原題:China’s Economy Moderates as Retail, Factories, Investment Slow(抜粋)

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