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MUFG:7-9月純利益3379億円-予想上回る、自己株取得へ

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三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)の7ー9月期の連結純利益は前年同期比12%増の3379億円となった。国内預貸金収益が減少した一方、海外預貸金収益や市場関連収益が増加した。

  14日開示された4-9月期決算を基に算出した。ブルームバーグがまとめたアナリスト5人の予想平均2643億円を上回った。会社が示した通期予想は9500億円に据え置いた。4ー9月期純利益の通期予想に対する進捗率は66%となった。同社は株主還元策として自己株を1.5%、1000億円を上限に取得し、全株消却することも明らかにした。

  同日会見した平野信行社長は「昨年以来、懸念してきた事象が現実のものとなって決算に現れつつある厳しい決算内容だった」と今期を振り返り、「為替影響や与信費用戻し入れなど一時的な要因に支えられた」述べた。また下期には、「既存の資産の見直し」を含めた構造改革費用を計上することを考えているため、進捗率が6割を超えたが通期業績の見直しをしないと述べた。

  MUFGは5月に組織内再編を盛り込んだ「再創造イニシアチブ」を公表し、コスト削減策を打ち出した。金融と情報技術(IT)を融合したフィンテックなどで業務合理化を進め、今後10年程度で1万人規模の人員削減を検討している。

7ー9月決算主要項目:

  • 資金利益は8%増の5110億円
  • 役務取引等利益は4.4%増の3377億円
  • 国債売買益を含むその他業務利益は42%減の329億円
  • 株式関係損益は27%減の307億円
  • 与信関係費用は31億円の戻し入れ
  • 自己株を1.5%、1000億円上限に取得し、全株消却

  13日発表したみずほフィナンシャルグループの7-9月期連結純利益は前年同期比12%減の1984億円だった。三井住友フィナンシャルグループは今夕発表する。

(第3段落に平野社長のコメントを追加しました.)
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