デフレ脱却を目指す安倍政権は賃上げを企業に働き掛けているが、日本の大学を卒業した新入社員の初任給は10年以上、ほとんど変わっていない。

  経団連の調査によると、2017年の大学卒(事務系)の初任給は21万2873円と07年比で3.8%増。年間では約260万円となり、全米大学・雇用者協会(NACE)が調査した米国の大学卒の半分に過ぎない。米は同年比8%増。

  厚生労働省の16年の調査を基に同年代の賞与を加えて計算すると、大学卒の年収は約290万円となる。大学院に通ったとしても大きな違いはなく、年収は約310万円にとどまる。

  年功序列の給与水準や福利厚生など給与に直接反映されない要素もあるが、日本全体の賃金の伸び悩みを示した結果だ。厚労省の調査によると、16年の賃金は前年と比較して横ばいだった。

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