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トランプ米大統領、フィリピンのドゥテルテ大統領とは「偉大な関係」

  • 両首脳はマニラで約40分にわたり初の公式会談を行った
  • サンダース米大統領報道官は人権問題も短く取り上げたと説明

トランプ米大統領は13日、フィリピンのドゥテルテ大統領とは「偉大な関係」にあると述べた。フィリピン国内の麻薬撲滅に向けた戦いで数千人の死者が出ている問題について、両首脳は記者団からの質問には答えなかった。

  トランプ大統領がドゥテルテ大統領との初の公式会談を前に発言した。記者団が両首脳に人権について質問を投げ掛けたところ、ドゥテルテ大統領は「これは報道声明」ではないと語った。同大統領はトランプ大統領に対しフィリピンは米国の「同盟国」であり、「重要な同盟国」だと述べた。

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トランプ米大統領(左)とフィリピンのドゥテルテ大統領(右)-マニラで12日

フォトグラファー:Athit Perawongmetha / AFP via Getty Images

  ドゥテルテ大統領のハリー・ロケ報道官が会談終了後に記者団に語ったところによれば、約40分にわたる首脳会談では人権問題は取り上げられなかった。トランプ大統領にフィリピンにおける麻薬の脅威をドゥテルテ大統領が伝えたところ、トランプ大統領は「シンパシーを抱いているように見えた」とロケ報道官は説明した。

  同報道官によれば、トランプ大統領は日本車より米国車に対する関税が高いのはなぜかと尋ねたほか、フィリピンとの2国間貿易協定の可能性について検討するとも語った。

  ホワイトハウスのサンダース報道官は首脳会談について、ドゥテルテ大統領の違法薬物との戦いに関する文脈の中で人権について短く触れたと指摘。また過激派組織「イスラム国(IS)」や貿易にも重点が置かれたと話した。両首脳はマニラでの東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議に参加している。

  フィリピンでの多くの死者を伴う麻薬撲滅の取り組みに対し、オバマ米大統領(当時)が批判したことから、フィリピンと米国の関係は悪化したが、トランプ大統領就任後に両国関係の改善が進んだ。4月の両首脳による電話会談を受け、ホワイトハウスはフィリピンが「国内から麻薬をなくすため必死に戦っている」とのコメントを発表していた。

ブルームバーグのスティーブン・エングル氏が伝える

(出所:Bloomberg)

原題:Trump Hails ‘Great’ Ties With Duterte, Skirts Human Rights (1)(抜粋)

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