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MiFID2に抜け穴批判-システマティックインターナライザー巡り

  • 値刻みのルールにSIは従う必要がなく、不公平とドイツ取引所
  • 欧州証券市場監督機構はMiFID2の部分的修正を提案

欧州連合(EU)の金融・資本市場の包括的な規制、第2次金融商品市場指令(MiFID2)の来年1月の施行を控えて、欧州最大の取引所運営会社であるドイツ取引所が、「システマティックインターナライザー(SI)」という取引プラットフォームを批判する動きに同調した。

  顧客注文を自己勘定や他の顧客勘定と組織的かつ頻繁にマッチングさせるSIとして登録された業者は、MiFID2が私設取引システム(ダークプール)に課す制限を回避できる。

  フランクフルト証券取引所を運営するドイツ取引所のアレクサンドラ・ハフマイスター最高規制責任者(CRO)は、「ティックサイズ」と呼ばれる値刻みのルールでSIには例外的に細かい刻みが許され、MiFID2は不公平だと主張する。

  ハフマイスター氏は8日のブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、MiFID2の規約には「幾つかの抜け穴が残る」と指摘。「SIには無益な価格改善を提供し、それによってトレーディングフローの重要部分を獲得できるような優位を得られるチャンスがまだある」と語った。

  欧州の証券取引所運営会社ユーロネクストや、MiFID2の法制化を主導した欧州議会の有力議員マルクス・ファーバー氏も、細かい値刻みを通じた優位性に批判の声を上げている。欧州証券市場監督機構(ESMA)は9日、証券取引所と同じルールの順守をSIに義務付ける形でのMiFID2の部分的修正を提案。ドイツ取引所は広報担当者を通じて、ESMA案を支持する立場を示した。

MiFID2とは-QuickTake

原題:MiFID’s Dark-Trading ‘Loophole’ Has New Stock Exchange Opponent(抜粋)

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