「昼休み」復活、しかも相場上向き-シンガポールのトレーダーに朗報
Andrea Tan

Photographer: Bryan van der Beek
Photographer: Bryan van der Beek
シンガポールの株式トレーダーには過去6年半、「昼休み」の時間がなかったが、それもきょうで終わりだ。
現地時間13日正午(日本時間午後1時)から1時間、シンガポール証券取引所は昼休みを設けるようになるため、約3000人のトレーダーが香港市場と同じ時間帯にランチ休憩を取れるようになった。マレーシアとフィリピン、中国本土の昼休みは1時間半とこれより長い。この地域で最も長い昼休みはタイの2時間だ。
しかもシンガポールST指数は年初来上昇率が19%と、年ベースで2012年以来最良の騰落率となっている。香港のハンセン指数は32%高。
CIMBセキュリティーズ・シンガポールの株式トレーダー、アーネスト・リム氏は「昼休みを取り戻せてほっとしている」とコメント。「ものすごいプレッシャーを受けるわれわれのような仕事では、心穏やかに食事できて元気になれれば、われわれにも顧客にとっても良いことだ」と語った。

原題:Lunch Is Back, Market’s Up: What a Year to Be a Singapore Trader(抜粋)
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