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リオ・ティント:残された最後の炭鉱売却を模索-石炭から完全撤退へ

  • 石炭供給で最大手のグレンコアは資産を拡大
  • ノルウェーのSWFなどは石炭売上高の割合が高い企業への投資回避

わずか5年前には世界有数の鉱山会社の一つが石炭を掘らなくなるとは思いも寄らぬことだったが、現在ではこれが現実となる公算が大きい。

  世界2位の鉱山会社である英豪系リオ・ティントはより良い資産へと注力するため石炭事業から段階的に撤退してきた。同社は現在、オーストラリアにある最後の炭鉱の買い手を模索しており、これが実現すれば石炭事業から完全撤退することになる。

  競合相手の多くは、石炭なき未来を描くリオ・ティントとは対称的だ。石炭供給で世界最大手、スイスのグレンコアは今年に入ってから石炭資産の拡大を進めており、リオが保有してした豪州資産の権益を取得するため11億ドルとロイヤルティーを支払うことで合意した。世界全体での発電のうち約40%の動力源である石炭は、BHPビリトンの主要戦略の一つで、アングロ・アメリカンは石炭事業の売却計画を撤回した。

  多くの鉱山会社が石炭に対して強気なものの、世界で最も大気汚染度の高い化石燃料である石炭は、エクスポージャーを減らすことを求める動きを強める投資家らの火種となっている。ノルウェーの政府系ファンド(SWF)は売上高のうち石炭が占める割合が30%を超える企業に投資していない。英国国教会はこの上限を10%に設定している。

Going Coal Free

原題:One of the World’s Biggest Miners Is About to Go Coal Free (1)(抜粋)

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