英国経済は9月にまちまちの状況だったことが、英政府統計局(ONS)が10日発表した統計で明らかになった。

  ONSによれば、9月の鉱工業生産指数は前月比0.7%上昇し、製造業の大半の項目で生産が伸びた。だが、建設は1.6%減と、昨年3月以来の大きな落ち込みとなった。貿易赤字が縮小したものの、7-9月全体での赤字拡大を食い止めるには十分ではなかった。

  10月に発表された7-9月の国内総生産(GDP)速報値は前期比0.4%増だった。政治を巡る不透明感と物価上昇が個人消費を抑える中、GDP成長率は欧州連合(EU)離脱を決定した国民投票が実施される前の平均を下回る水準にとどまっている。

  7-9月の貿易赤字は95億ポンド(約1兆4200億円)と、4-6月の65億ポンドから拡大。これは純貿易が成長率の重しとなったことを示しており、GDPの伸びを約0.6ポイント押し下げたとONSは試算。9月単月では27億5000万ポンドに縮小し、モノだけの貿易赤字額が113億ポンドに減った。輸出が4.5%伸びた一方、輸入はわずか0.4%増にとどまった。

原題:U.K. Economy Displays Mixed Fortunes at End of Third Quarter(抜粋)

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