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きょうの国内市況(11月10日):株式、債券、為替市場

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●日本株続落、米減税先送り警戒と失望決算に売り殺到-ブリヂスト急落

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  東京株式相場は続落。米国の法人税減税の先送りが警戒されたほか、通期利益計画の下方修正がアナリストから悲観視されたブリヂストンが急落するなど、ゴム製品株の下げが全体の足を引っ張った。非鉄金属株、増資による1株価値の希薄化が嫌気された熊谷組など建設株も安い。

  TOPIXの終値は前日比12.67ポイント(0.7%)安の1800.44と続落。日経平均株価は187円29銭(0.8%)安の2万2681円42銭と3日続落となった。

  しんきんアセットマネジメントの鈴木和仁シニアストラテジストは、「法人税減税への不透明感から前日の米国株が弱含み、為替もドル安・円高に進んだため、米国株に比べ上昇ピッチの速かった日本株はその反動で大きく下げた」とみていた。

  11月の月初から9日までの世界主要96の株価指数のパフォーマンスをみると、日経平均は3.9%高、TOPIXは2.7%高で上昇率トップ10にランクイン。米S&P500種株価指数の0.4%高など欧米主要市場を上回る。

  東証1部33業種はゴム製品や非鉄金属、空運、建設、電気・ガス、その他金融、陸運、証券・商品先物取引、保険など25業種が下落。上昇は石油・石炭製品、鉱業、海運、倉庫・運輸など8業種。売買代金上位では、今期の営業利益計画を下方修正したブリヂストのほか、業績計画の増額が物足りないと野村証券が指摘した住友金属鉱山、決算失望銘柄のセコムやディー・エヌ・エー、森永製菓の下げもきつい。半面、SUMCOのほか、テルモ、安川電機、日本精工は高い。

  東証1部の売買高は18億9046万株、売買代金は3兆5894億円。値上がり銘柄数は596、値下がりは1357だった。

●債券は下落、午後に超長期債が売られる-日銀オペが需給緩和を示唆

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  債券相場は下落。海外金利が小幅に上昇した流れを引き継いだことに加えて、日本銀行の国債買い入れオペで超長期債の需給緩和が示されたことから、午後には同ゾーンを中心に売りが優勢となった。海外勢の影響が大きい中期債の利回りも上昇した。

  長期国債先物市場で中心限月12月物は前日比1銭安の150円94銭で取引を開始。直後に150円96銭に上昇したものの、午前の終盤に150円87銭まで下げた。日銀オペ結果を受け、午後に下げ幅を広げ、引け際に13銭安の150円82銭まで下落。結局は11銭安の150円84銭で引けた。

  SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、きょうは「目立ったきっかけはなかったが、今週に入って強かった先物や30年債、40年債にイールドカーブ上の調整圧力がかかった」と説明。30年債は利回りが0.8%を割り込む水準では相場の上値が重いようだと述べた。

  現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の348回債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より0.5ベーシスポイント(bp)高い0.03%で寄り付いた後、0.035%で推移した。新発20年物の162回債利回りは0.575%と1週間ぶりの高水準を付けた後、横ばいの0.57%で取引された。

  今週に入って利回りが低下してきた新発30年物56回債利回りはいったん0.5bp低い0.79%まで下げた後、午後に0.805%まで上昇。新発40年物の10回債利回りは0.965%で始まり、一時は0.945%と4月21日以来の低水準を付けたが、午後には0.96%に戻した。

●ドルは113円台前半、株にらみで一進一退-米法人税減税先送りを警戒

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  東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=113円台前半から半ばで推移。米税制改革法案で法人税減税の先送りが警戒される中、株価動向をにらみながら一進一退の展開となった。

  午後3時41分現在のドル・円相場は前日比ほぼ横ばいの113円45銭。前日の米株安を受け、午前10時前に一時113円26銭まで下落。その後は日本株に連動した動きとなり、引けにかけて日本株が下げ幅を縮小すると113円54銭まで強含んだ。前日の海外市場では米上院共和党の法人税減税先送り案を受け、月初来安値となる113円09銭までドル安が進んでいた。

  外為どっとコム総研の神田卓也取締役調査部長は、東京市場は実需の買いがある程度下値を支えたため、ドル・円はあまり大きく動いていないが、「欧米株がここで調整局面に本格的に入っていくのかを見極めたい」というのが実情だろうと説明。欧米株がもう一段調整となれば、113円割れを再び試す可能性はあると話した。

  ユーロ・ドルは同時刻現在、1ユーロ=1.1645ドルと前日の海外市場で付けた高値付近でもみ合い。オーストラリア・ドルはオーストラリア準備銀行(中央銀行)の四半期金融政策声明発表後に一時売られたが、その後持ち直し、前日比0.1%高の1豪ドル=0.7687ドルで推移している。

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