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米高利回り債、一転して急降下-スプリント合併破談から全面的下げに

  • 下げは通信銘柄からヘルスケアに浸透、高利回り債全体に広がる
  • 「歓迎すべき相場調整」とGAMのポートフォリオマネジャー

急上昇していた米ジャンク(投資不適格)債が下降軌道に入ったかもしれない。

  高利回り債を購入する上場投資信託(ETF)は8月以来の大幅値下がりとなり、リテール資金引き揚げは今週だけで5億6300万ドル(約638億円)に達した。ブラックロックの「iシェアーズiBoxxハイイールド社債ETF」の売買高はニューヨーク時間9日午後1時19分現在で2380万口余りと、過去1年の1日平均1100万口を超え、8月に記録した規模をしのぐペース。同日は市場環境の変化を理由に、NRGエナジーが8億7000万ドル相当の起債計画中止を発表した。

  現局面での売りが加速するか判断するのは難しい。これまでは同様の局面があっても、利回り追求の運用者はおおむね、絶好の買い場と受け止めてきた。だが、さらなる社債発行が予定され、しかも利回りが歴史的低水準付近にある中では、ジャンク債に投資家は後ろ向きになるかもしれない。

  ルーミス・セイレスの運用者、マット・イーガン氏はあと3-5%値下がりしなければ買い始めないと語る。同氏は9日、ブルームバーグラジオとのインタビューで、「買い手は単純に市場を後にしたようだ。私なら買わない」と述べた。

  スプリントとTモバイルUSの合併破談で勢いがついた通信関連銘柄の売りがヘルスケア銘柄にもじわじわと浸透し、手遅れにならないうちにと投資家が現金化を試みる中で高利回り債が広く売られる構図となっている。

  GAMホールディングのポートフォリオマネジャー、ジャック・フレアティ氏は「これは始まりにすぎない」とし、「われわれは歓迎すべき相場調整を目にし始めている」とインタビューで語った。

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原題:Junk-Bond Rally Unravels, One Bad Earnings Report at a Time (3)(抜粋)
High-Yield Funds Go Bananas as Junk-Bond Rout Worsens (抜粋)

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