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元モルガンS幹部のヘッジファンド、運用成績プラス49%-中国投資で

  • オールスターズ・ファンドはアリババや百度の株式を下げ局面で購入
  • 途家や滴滴出行など中国の非上場企業への投資も奏功
Didi Chuxing
Photographer: Qilai Shen/ Bloomberg
Didi Chuxing
Photographer: Qilai Shen/ Bloomberg

米モルガン・スタンレーの元幹部が運営するヘッジファンドの今年の運用成績がプラス49%となっている。テクノロジー株への好機を捉えた投資と、注目を集めている一部の中国民間企業への投資が奏功している。

  モルガン・スタンレーの元アジア・インターネットおよびメディア調査責任者、リチャード・ジ氏が率いる「オールスターズ・インベストメント・ファンド」は、ここ数年の下げ局面で購入していた中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ホールディングやインターネット検索サイト会社の百度(バイドゥ)などの株価回復で利益を上げた。ジ氏はインタビューで、中国の民泊大手、途家(トゥージア)や配車サービス大手の滴滴出行(ディディ・チューシン)などの非上場企業への投資も好調で、同ファンドのリターンは4年連続でプラスとなる見込みだと述べた。

  大半のヘッジファンドと異なり、オールスターズは非上場企業に投資する柔軟性があるため、他ファンドより優位に立ち、アジアで上位の運用成績を挙げている。今年のリターン好調を受けて同ファンドの2014年4月の設定以降の年換算リターンは18%近くとなり、ユーリカヘッジ・ヘッジファンド指数の3倍余りとなっている。ユーリカヘッジによれば、アジアに重点を置くヘッジファンドのうち14年以降、毎年プラスのリターンを達成している割合は9%未満。

他ファンドをしのぐ

  中国に重点を置くヘッジファンドの運用成績は他地域のファンドを上回っているものの、過度に慎重な姿勢を取っているため株式市場のリターンを下回っている。ユーリカヘッジによると、大中華圏のロングショート戦略ヘッジファンドの1-10月の運用成績はプラス27%で、MSCI中国指数のこの間の上昇率は47%となっている。

原題:Ex-Morgan Stanley Executive’s Hedge Fund Jumps 49% on China Bets(抜粋)

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