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【NY外為】ドル続落、2週間ぶり安値-上院の税制案や株安受け

更新日時
  • ドルは対円で113円10銭割り込む場面も
  • ドル指数は終盤に下げ幅拡大、1カ月ぶりの大幅な下げに
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Photographer: Scott Eells/Bloomberg
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Photographer: Scott Eells/Bloomberg

9日のニューヨーク外国為替市場ではドルが続落。この日公表された米上院財政委員会の税制改革法案に2019年までの法人税減税先送りが含まれたことが懸念され、ドル指数は2週間ぶり安値をつけた。

  ドルは主要10通貨のうち9通貨に対して下落。ドル指数はここ1カ月で最も大幅な下げとなった。利回り低下に加え、世界的な株安の影響でリスク選好の動きが後退したことが売りを誘った。

  ニューヨーク時間午後4時36分現在、主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は前日比0.3%低下。ドルは対円で0.4%安の1ドル=113円43銭。一時は113円09銭まで売られた。ユーロはドルに対し0.4%上げて1ユーロ=1.1640ドル。

Playing Defense

  ロンドン市場のトレーダーによると、モデル系ファンドはここ数日間でドルの買い持ち高を半分に減らした。これらファンドは税制改革の詳細が明らかになった時点でドルロングを再構築するのに適した水準を見極めようとしているという。

  ドルは円に対し米国時間を通してマイナス圏で推移した。一時は10月半ば以来の安値となったが、午後の取引で下げ幅を縮小した。

  ユーロは対ドルで、米法人税引き下げが1年先送りされると伝わった後に1ユーロ=1.1655ドルの日中高値に達した。

欧州時間の取引

  円が対ドルでアジア時間の下げから上昇に転じた。日本株が急速に失速し、安全資産への需要がにわかに高まったのが背景。円は主要10通貨の大半に対し上昇した。

  ナショナルオーストラリア銀行の通貨ストラテジスト、ロドリゴ・キャトリル氏は日本株のこの日の動きについて「日本の担当者らも困惑している」とし、円相場の変動は日経平均株価の急失速が引き金になったもようだと指摘した。
原題:Dollar Drops Amid Tax Debate, Global Equity Slide: Inside G-10(抜粋)
Yen Rebounds Against Dollar on Sudden Nikkei Tumble: Inside G-10(抜粋)

(相場を更新し、第4段落以降を追加します.)
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