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米共和党、税制改革法案の年内可決に集中-政府閉鎖リスクは口にせず

米議会共和党は税制改革法案の年内可決にひたすら集中しているが、12月に迎えるもう一つの期限については誰もほとんど公に口にしていない。共和党が歳出などの重要事項で民主党と合意できなかった場合に政府が閉鎖される日だ。

  連邦債務の法定上限適用が停止されるのは12月8日までで、共和党と民主党が歳出で合意するのが既に厳しい状況にあるもかかわらず、両者は他の難しい問題を12月に残している。トランプ大統領はメキシコ国境沿いの壁建設資金を求め、民主党は医療保険制度改革法(オバマケア)の下での補助金や幼少時に親に連れられ米国に不法入国した若者に対する保護措置を強く要求している。そうしたことから最終的に歳出案が巨額な内容となり、可決のため共和党は民主党の協力が必要となる可能性がある。

  政府を運営し、減税などの選挙公約を実現できることを有権者に示そうとしている共和党議員にとって、これは極めて重要なテストだ。来年の議会選挙を控えて、共和党は法律制定という勝利を切望している。

  共和党指導部は税制改革を先に実施し、つなぎの暫定予算法案を可決させることで重大な歳出に関する決定を2018年初めに先送りする可能性がある。ただつなぎ予算にしても可決には民主党の協力が必要で、その協力に民主党がたやすく応じることはない。民主党は政府閉鎖回避への協力の見返りとして、不法入国した若者に対する保護措置などを要求する可能性がある。

原題:GOP’s Tax-Cut Fervor Takes Focus From Looming Shutdown Deadline(抜粋)

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