外国人の10月の日本株買越額は3.4兆円-過去最高とゴールドマン
長谷川敏郎-
外国人の買い越しは3カ月ぶり、8-9月は2兆6588億円売り越した
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10月のTOPIXは11カ月ぶりの大幅高

10月からの日本株の大幅上昇をけん引しているのが海外投資家であることが再確認された。
財務省が9日に発表した10月の対外・対内証券売買契約等で、対内株式投資はネットで3兆4288億円と、3カ月ぶりにプラスに転じた。ゴールドマン・サックス証券の田中百合子エコノミストはリポートで、2005年の比較可能な統計開始以来、単月では最大の日本株投資と指摘した。
ことしの海外勢は1-3月に売り越した後、4-7月に買い越し、直近2カ月では8月に1兆800億円、9月は1兆5788億円をそれぞれ売り越していた。
海外勢が大幅に買い越した10月のTOPIXは前月比5.45%高と、16年11月(5.49%)以来11カ月ぶりの上昇率だった。
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